我が家のオカメインコの主食にペレットを与えているのですが、購入したペレットの袋を一度開封してしまうと早めに使い切らないといけないと聞きました。
一羽飼いなので、ペレット一袋を使い切るのに数ヶ月かかってしまい、身体に良くないかと思って捨ててしまうこともあります。
ペレットの保存方法について、なにか良い策はありませんか?
一羽飼いだと、ペレットを消費期限内に使い切れずに泣く泣く捨ててしまうことがありますよね。
ペレットは袋を開封すると同時に劣化がはじまります。
我が家では、衛生面や安全面という観点からだけでなく、『より新鮮なままの美味しいペレットを愛鳥に与えたい』という想いから、我が家ではペレットを真空保存しています。
新鮮な状態のペレットを喜んで食べる愛鳥さんの姿、あなたも見てみたいと思いませんか?
目次
開封後のペレットの消費期限
ペレットの袋には、賞味期限(海外製だと “best before” など)が必ず記載されています。
(※海外製のペレットの場合、日本の販売店が成分表などを翻訳してくれていることがあります)
しかし、開封後どれくらいで消費仕切れば良いのかということについては、しっかり『30日〜45日』『約1ヶ月』『8週間』と袋やメーカーのホームページに記載されているペレットもあれば、『開封後はできるだけ早くお使いください』とあいまいな表記にとどめられているものもあります。
- 湿気によってカビが発生するおそれがあります
- 酸化が進み、味・風味・栄養分がそこなわれてしまいます
ペレットの真空パック保存
衛生・安全の観点からも、カビの発生はもちろん避けなければいけませんが、それと同じくらい『開封後のペレットは味や風味がそこなわれていないか?』という点が僕はとくに気になります。
ただでさえ、ペレットはシードよりも嗜好性(※好んで食べるかどうか)が低いと言われています。
これは、総合栄養食として出来るだけ脂質などを抑えているためでもあるので仕方がないことなのですが、だからこそ劣化が始まってしまう開封後であっても『ペレットを少しでも美味しい状態で食べてもらいたいな』と思っています。
次に『真空パックに必要なもの』と『真空パックのやり方』について解説しますね。
必要なもの
真空パック器 と 真空パック袋
真空パック器は主に食品の保存などに使われ、その名の通り『真空』状態で専用の真空パック袋にパッケージすることで、肉や野菜、果物、お菓子などの風味や水分を保ったまま保存ができ、酸化を防ぎ、雑菌などの繁殖も抑えることができます。
我が家で使用している『Kitchen Boss 真空パック器』の特徴を良いところとちょっとイマイチなところ、合わせて挙げてみました。
購入検討の参考にしてみてくださいね。
- 操作がとてもシンプル
- 価格と機能のバランスがよくリーズナブル
- デザインが良い
- サイズも重量もコンパクト
- 専用真空パック袋が20枚付属
- 動作音が大きい
- 説明書が少し分かりづらい
似たような形状の機器で「フードシーラー」がありますが、こちらは袋に封をする機能がメインですので、空気を抜いて真空状態にすることはできません。ご注意ください。
脱酸素剤
真空パック器で密閉状態にした袋の中に残っている酸素を吸収し、脱酸素状態(酸素濃度0.1%以下)にしてくれます。
真空パックのやり方
パック1袋には8週間(約2ヶ月)で消費するであろう量のペレットを封入します。
まず、そのペレットの量を計算してください。
なぜ8週間なのかというと、ペレットを開封後に使い切る期限としての目安をオーガニックペレットで有名な『ハリソン社』の基準が開封後8週間(約2ヶ月)で使い切ることを推奨しているからです。
『Kitchen Boss 真空パック器』の場合、きちんと蓋ができるとカチッと音がします。
『Kitchen Boss 真空パック器』の場合、「バキュームシール」というボタンを押すことで自動的に真空状態を作り、そのままシール作業をおこなってくれます。
(※真空状態にする作業は手動のボタンで調整しながらおこなうことも可能です)
【画像のみ:本体から取り出して拳で硬さを確かめているもの】
ボタンひとつでとっても簡単に真空状態・シール作業が完了します。
カチカチに封入されたペレットを見て感動しちゃいますよ❗
我が家のペレット保管方法
ペレットの保管についての注意点は、下記のようなものが多いです。
・袋のチャックをしっかりと閉めて
・密閉容器にて
・風通しの良い乾燥した場所で
・直射日光が当たらない冷暗所もしくは冷蔵庫で
・冷蔵庫で保存すると温度差で結露する可能性がある
上記のような注意点を踏まえた上で、我が家では、未開封のペレット・真空パックにしたペレット・日々与えている開封済みのペレット、どちらも同じ場所で保管しています。
ちなみに日々与えている開封済みのペレットは、密閉が出来るガラス製の瓶に食品用のシリカゲル(乾燥剤)を入れています。
保管場所は、冬はケージを設置している室内がエアコンの暖房で温められている時間が長いため、直射日光が当たらず、かつひんやりとしている玄関の棚に。
夏はエアコンでほぼ丸一日涼しい状態にしているので、直射日光を避けて室内で保管しています。
冷蔵庫に関しては、良いのか悪いのか判断しにくいです。
我が家では、結露の可能性があるのなら・・・という判断で、基本的には冷暗所で保存しています。
ペレットの保存方法について、我が家おすすめの真空パック保存を紹介させていただきました。
開封後のペレットをすぐに真空パック保存することで、未開封のペレットと同じとまでは言えませんが未開封の状態と同じくらいの消費期限を保つことが出来るかもしれません。
衛生面・安全面、そして少しでも新鮮なままの美味しいペレットを愛鳥さんに与えたいな、と考えてらっしゃるあなたにはぜひ『ペレットの真空パック保存』をおすすめします。
毎日の愛鳥さんの食事の楽しみをよりよい状態で。
あなたと愛鳥さんのバードライフがより良いものとなりますように!それでは、また。
かたやまひとしでした。
(※今回の内容はYouTube『鳥くさいちゃんねる』でも配信しております)