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初めてのケージ選び、失敗しない5つのポイント

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新しい家族、鳥さんをお迎え!でも、どんなケージを選べばいいの?

愛らしい鳥さんを家族に迎えることを決めたあなた。

ワクワクする気持ちでいっぱいですよね!

ひとし
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でも、いざ準備を始めようとすると、最初にぶつかるのが「ケージ選び」ではないでしょうか?

ペットショップやオンラインストアには、驚くほどたくさんの種類のケージが並んでいます。

サイズ、形、素材、そして値段もピンからキリまで・・・

「うちの子にはどれが一番いいんだろう?」と、途方に暮れてしまう初心者さんも少なくありません。

ケージは、これから鳥さんが多くの時間を過ごす大切なお家。

選び方を間違えると、鳥さんの健康やストレスに影響してしまうこともあります。

ひとし
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そこで今回は、鳥飼い歴15年の筆者が、初めて鳥さんをお迎えする方でも後悔しないケージ選びのポイントを5つに絞って、わかりやすく解説します!

このポイントを押さえれば、きっとあなたの愛鳥にぴったりの、快適で安全なケージが見つかるはずです。


この記事を書いた人

かたやまひとし
バードライフアドバイザー2級 / 愛玩動物飼養管理士2級
2011年、文鳥さんをお迎えしてバードライフ沼にどっぷりハマる。愛鳥(オカメインコ)の死をきっかけに、鳥の飼育について学ぶように。2018年より、鳥の飼育初心者の方に向けての情報発信(ブログYouTube)を中心に活動しています。
趣味は、ランニング・読書・野球やバスケ観戦・スパイスカレー作り・台湾茶を淹れること、など


初めてのケージ選び、失敗しない5つのポイント

1. サイズ:鳥さんの健康とストレスに直結

ケージ選びで重要なのが「サイズ」です。

ひとし
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狭すぎるケージは鳥さんにとって大きなストレスになり、健康を害する原因にもなりかねません。

例えば、人気のあるセキセイインコの場合、翼を広げるとおよそ25cm〜30cmほどの大きさになります。

ケージの中で羽ばたいたり、少し移動したりするスペースを考えると、最低でも横幅35cm、高さ45cm以上のケージを用意してあげたいところです。

これはあくまで1羽で飼う場合の最低ラインです。

もし2羽以上を一緒のケージで飼う場合は、もちろんもっと大きなケージが必要になります。

ひとし
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でも、個人的には、繁殖を目的としていないのであれば、『1ケージに1羽』での飼育を強くおすすめします。

なぜなら、複数羽を同じケージに入れると・・・

  • 個体ごとのフンの状態をチェックしにくい(健康管理が難しくなる)
  • 1羽1羽に合わせた適切な餌の量を管理できない

といったデメリットがあるからです。

鳥さんの健康を第一に考えるなら、ぜひ1羽ずつケージを用意してあげましょう。

2. 構造:毎日の使いやすさをチェック

次に見るべきはケージの「構造」です。

デザインも気になるところですが、「毎日使うもの」としての利便性をしっかりチェックすることが、後々のストレスを減らすポイントになります。

  • 天井が開くタイプ: 放鳥時に鳥さんが出入りしやすい。
  • 前面に大きな扉があるタイプ: ケージ内の掃除やおもちゃの交換がしやすい。

このように、構造によって使い勝手は大きく変わります。

ひとし
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見た目だけで選んでしまうと、「掃除がしにくい…」「おもちゃの出し入れが大変…」といった不満が出てくる可能性があります。

ご自身の飼育スタイルや、どんなお世話を重視したいかを考えて選んでみてください。




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3. 素材:長く使うならステンレスが安心

ケージの金網部分の素材も、非常に重要な選択肢です。主に以下の2種類があります。

メッキ処理された鉄製:

メリット:価格がお手頃。軽い。

デメリット:メッキが剥がれるとサビやすく(特に湿気の多い場所)、鳥さんがかじってしまうと健康に害を及ぼす可能性がある。

ステンレス製:

メリット:サビに非常に強く、耐久性が高いので長く安心して使える。

デメリット:価格が高め。

「最初は安いメッキ製でいいかな?」と考えがちですが、メッキの剥がれやサビが気になり、結局2〜3年でステンレス製に買い替える方は本当に多いです。

鳥さんは長い時間をケージの中で過ごしますし、金網をかじることもあります。

ひとし
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初期投資は高くても、鳥さんの健康と安全、そして長く使えることを考えると、最初からステンレス製を選ぶのが結果的におすすめです。

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4. お手入れのしやすさ:毎日のことだから重要

ケージの掃除は毎日の欠かせないお世話です。

どんなに素敵なケージでも、掃除がしにくいと飼い主さんの負担が大きくなり、続けるのが億劫になってしまいます。

以下の点をチェックしましょう。

  • フン切り網(底の網)は取り外せるか?:網ごと丸洗いできると衛生的です。
  • 底のトレーはスムーズに引き出せるか?:毎日のフン掃除が楽になります。
  • エサ入れや水入れは、ケージの外から交換できるタイプか?:扉を開けずに交換できると、鳥さんを驚かせずに済み、脱走のリスクも減らせます。

また、ケージ本体の重さも意外と見落としがちなポイントです。

軽いケージなら、ケージを移動させて丸洗いする際などに便利ですよ。




5. 安全性:事故を未然に防ぐために

最後に、「安全性」です。

飼い主さんのちょっとした油断が、思わぬ事故につながる可能性があります。

以下の点を必ずチェックしてください。

  • 扉のロックはしっかりしているか?:鳥さんが自分で開けてしまわないよう、簡単には開かない構造か確認しましょう。実際に、ロックが甘くて鳥が脱走してしまったという話もあります。
  • 金網のピッチ(網目の幅)は適切か?:鳥さんの種類に対して網目が広すぎると、頭や体を挟んでしまう危険があります。お迎えする鳥さんのサイズに合ったものを選びましょう。
  • ケージの角やワイヤーの端が鋭くないか?:鳥さんがケガをしないよう、処理が丁寧か確認しましょう。
ひとし
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「これくらい大丈夫だろう」という油断は禁物です。

大切な愛鳥さんを守るためにも、安全性の高いケージを選んであげてくださいね。

おわりに:快適な 『おうち』で幸せなバードライフを

今回は、初めて鳥さんのケージを選ぶ際に失敗しないための5つのポイントをご紹介しました。

  1. サイズ:鳥さんが羽を伸ばせる広さを確保する(1ケージ・1羽飼いが基本)。
  2. 構造:毎日の掃除や放鳥のしやすさを考える。
  3. 素材:鳥さんの健康と耐久性を考え、ステンレス製がおすすめ。
  4. お手入れ:フン切り網、底トレー、餌・水入れの扱いやすさをチェック。
  5. 安全性:扉ロック、網目の幅、鋭利な部分がないかを確認。

ケージは、鳥さんにとって一日の大半を過ごす『おうち』であり、彼らにとっての『世界』そのものです。

ひとし
ひとし

飼い主さんが愛情をもって、快適で安心できる環境を用意してあげることが、鳥さんとの幸せな暮らしの第一歩となります。

ぜひ今回のポイントを参考に、あなたの愛鳥さんにぴったりの素敵なケージを見つけてあげてくださいね!

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