我が家のコザクラインコのくちばしがこころなしか伸びてきているような気がします。そんなことってあるんでしょうか?もし伸びているとしたら、何か問題はありますか?
インコなどの鳥は日々くちばしが伸びています。くちばしが伸びすぎるとどうなるのか、伸びすぎないようにする方法などを解説させていただきますね。
目次
くちばしは日々伸びている?
インコなど鳥さんのくちばしは日々少しずつ伸び続けています。
健康な鳥さんであれば、とまり木やおもちゃなどをくちばしでかじったり、エサを食べたり、ギョリギョリとこすり合わせたりすることで適切な長さに削り、実は自分で調節しているのです。
爪切りと同じような感覚で、飼い主さん自身で鳥さんのくちばしを切ったり削ったりすることはおすすめしません。
失敗して、くちばしを欠いてしまう可能性があるからです。
動物病院でメンテナンスをしてもらうか、指導を受けた上で処置をおこないましょう。
くちばしが伸びすぎるとどうなる?
くちばしが伸びすぎてしまうことで、エサを上手に食べられなくなったり(特にシードの場合は殻を剥きにくくなる)、何かをくわえて掴もうとする動作がうまく出来なくなったりします。
つまり「栄養が摂取しにくくなる」「思い通りにモノを掴めずストレスが溜まる」などの影響が出ることにもつながります。
くちばしを伸ばしすぎないようにする方法
鳥さんがくちばしを自分で削ってメンテナンスできるように、飼い主さんは環境を整えてあげましょう。
たとえば、かじることができる自然木のおもちゃ、もしプラスチック製の止まり木を使っているようであれば木製の止まり木に取り替えてあげる。
シード食がメインの鳥さんであれば、少しでもくちばしに摩擦を与えるために「むき餌」ではなく「殻付き餌」にするなど、自然とくちばしを整えることができるように工夫をしましょう。
病気が原因でくちばしが伸びている可能性も
鳥さんが自分でくちばしを削るような環境がない以外に、何らかの病気が原因でくちばしが伸びすぎてしまうことがあります。
- ダニなどが原因の『疥癬症(かいせんしょう)』
- 肝臓疾患
- 栄養不足
上記のような病気や症状が原因でくちばしに異常をきたすことがあります。
疥癬症に関してはTSUBASAさんのこちらの記事がとても参考になると思います。
『ぶんたのもぎたて生穂』さんの桑の木のご紹介
さきほど、くちばしのメンテナンスに自然木のおもちゃなどをかじってもらうのが良いという解説をしましたが、自然農法の雑穀栽培をされているぶんたさんという僕の鳥友さんが、畑を耕した際に不要になった桑の木の枝(約20グラム前後)を20セット限定で販売されていらっしゃいます(2020年3月25日現在)。
先日公開した僕のYouTubeチャンネル『鳥くさいちゃんねる』でも紹介させて頂いておりますので、ご興味ある方はぜひ下記の動画をご覧ください。
なお、こちらの桑の木をご希望の方はブログ『ぶんたのもぎたて生穂』のお問い合わせページ、もしくはぶんたさんのTwitterをフォローして頂いてDMでお問い合わせください。
その際に、飼われている鳥種もお伝えいただければ、ぶんたさんの方で出来るだけその鳥種に合ったサイズの枝を選別してパッケージしてくれるそうです。
ただ、枝のバリエーションには限りがありますので、お早めに。
まとめ
- 鳥さんのくちばしは日々伸びている
- くちばしが伸びすぎるとエサを上手に食べられなくなるなど生活に支障が出る
- くちばしが伸びすぎないように、かじることができる自然木のおもちゃや木製の止まり木などを与える
- 病気が原因でくちばしが伸びすぎていることがあるので注意