鳥さんを初めてお迎えしたときのこと、覚えていますか。
僕も、初めて鳥さんをお迎えした日は、ワクワクする気持ちが半分、あとの半分は不安でいっぱいでした。
「新しい環境でストレスを感じていないかな?」
「ちゃんとお世話できるかな?」
そんな感じで。

今回は、鳥さんを飼い始めたけれど不安でいっぱい、というときの話をしてみます。
目次
まずは、焦らない。これに尽きます

大切なのは、焦らないこと。
鳥さん自身も、初めての環境に慣れるまで時間がかかります。
なので、初日はなるべく静かに見守ってあげて、無理に触れたり、話しかけすぎたりしないようにしましょう。
とはいえ。
「どう接すれば仲良くなれるのか分からない・・・」
そんな悩みも出てくるかもしれません。
特に、手に乗ってほしいのに怖がられてしまうと、ちょっと切ないですよね。
でも大丈夫です。

それは、鳥さんがあなたをまだ「危険ではない存在」として認識できていないだけ。
毎日決まった時間に優しく声をかけたり、おやつを手渡ししたりして、「この人と一緒にいると安心」という気持ちを、少しずつはぐくんでいきましょう。
鳥さんとの関係は、信頼が全て。
と言っても、過言ではないと思っています。
「すぐに手乗りにしたい!」という気持ち、分かります。
でも、こればっかりは鳥さん次第です。
1週間やそこらで簡単に築けるものじゃありません。
鳥さんのペースを尊重して、少しずつ距離を縮めていきましょう。
健康の不安は、毎日の観察でずいぶん軽くなる


健康管理に関する不安も多いですよね。
僕も最初の頃は、「鳥さんの具合が悪いのを見逃したらどうしよう」と常に不安でした。
そんなときに役立つのが、毎日の観察です。
特にフンの状態は健康状態が分かりやすいので、ぜひ日課にしてみてくださいね。
ちょっとでも気になることがあれば、迷わず鳥専門の動物病院に相談しましょう。


そして、お迎え後は、できるだけ早めに健康診断を受けておくと、より安心です。
小さな体に、びっくりするくらい大きな感情


さらに言うと、鳥さんは小さな体の中に、びっくりするくらい豊かな感情を持っています。
不安、喜び、寂しさ、甘えたい気持ち。
そのどれもが、鳴き声や仕草、目線に表れます。
最初はなかなか分からないかもしれません。
でも毎日向き合っているうちに、「あ、今はちょっと怒ってるな」「今は嬉しそうだな」と、だんだん分かるように、というか、感じるようになってきます。
そうすると、鳥さんとの距離がぐっと近づいた感じがして、飼い主としての喜びも大きくなりますし、自信にもつながります。


鳥さん目線で、部屋を見てみる


僕が皆さんに提案したいのは、「鳥さん目線の環境づくり」です。
ケージの場所は、人の出入りが激しいドア付近や部屋の真ん中は避けて、鳥さんが安心できるように壁に近い場所を選びましょう。
それから、適度な刺激を与えるために、かじったり遊んだりできる安全なおもちゃを用意することも大切です。


これを「エンリッチメント」と言います。
急に横文字が出てきましたが、鳥さんの精神的な健康を保つためにとても有効です。
退屈を防ぐことができますし、日々のバードライフにちょっとした楽しみを増やしてあげることで、不安やストレスを和らげてくれます。
褒めて伸ばす、という道


鳥さんとのコミュニケーションにおいても、不安はつきものですよね。
僕のおすすめは、「褒めて伸ばす」という方法です。
「ポジティブ・レインフォースメント」とも呼ばれています。
僕がこのブログ『鳥くさいどっとこむ』やYouTube『鳥くさいちゃんねる』で紹介しているクリッカートレーニングも、それにあたります。


鳥さんが望ましい行動をしたら、すぐに褒めたり、ご褒美をあげたりするものです。
例えば手に乗ってくれたら、クリッカーを鳴らして、大好きなおやつをあげたり。
おやつのかわりに、優しい言葉をかけたりするのも効果的です。
毎日少しずつでも「楽しい」「安心できる」経験を積み重ねることで、関係はどんどん良くなります。
信頼関係は、時間をかけてはぐくむもの。
皆さんもぜひ、焦らず取り組んでくださいね。
なお、このクリッカートレーニングに用いるオリジナルツール『クリッピー』は、minneというハンドメイドサイト内の『鳥くさいちゃんねるオンラインショップ』にて好評販売中です。


比べる相手、間違ってませんか


それともうひとつ。
不安な時期って、「自分だけがうまくいってないんじゃないか」と感じやすいんですよね。
SNSで飼い主さんと仲良しな鳥さんの動画を見たりすると、「うちの子は全然懐いてくれない・・・」と落ち込んだりもします。
比べるべきは、昨日の自分と今日の自分。


ほんの少しでも鳥さんとの関係性に良い変化や進歩があったなら、それは大きな一歩です!
でも、それって比較する相手を間違えてるんですよね。
その変化を、日記などに記録してみるのもよいかもしれません。
書くことで気持ちも整理されて、モヤモヤした気持ちが軽くなることもありますよ。
不安は、悪いものじゃない




不安は決して悪いことではありません。
それは、鳥さんを大切に想うからこそ生まれる感情です。
不安を感じたら、その気持ちに寄り添いながら、一歩一歩、解決に向かって行動していきましょう。
鳥さんも、あなたの努力と愛情を、ちゃんと感じ取ってくれているはずです。
どうか、肩の力を抜いて、深呼吸をして。
今日もすてきなバードライフをお過ごしください。
今回の内容は、音声番組『鳥くさいポッドキャスト』でも聴いていただけます。

