先日、上野の東京都美術館で開催されている『奇想の系譜展』を鑑賞してきました。
この美術展では、岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳、白隠慧鶴、鈴木其一ら8人の画家の奇想天外な発想から生み出された江戸絵画が展示されています。
鳥飼いとしては、やはり伊藤若冲の鳥(鶏)作品がいちばんの目当てです。
鶏を毎日観察し、写生を続けていたという若冲。
深い鳥(鶏)への愛は鳥が描かれたすべての作品から強く感じられます。
ひとし
展示室内の撮影は全面的に不可でしたので、『奇想の系譜展』公式ツイッターに投稿された作品をいくつか紹介しますね。
鶏の尾羽根の躍動と墨画は相性が良いですね。鶏の少し滑稽な表情や親鶏の脚元に見られるひよこの姿。墨の濃淡だけで表現されたとは思えないリアルさとユニークさ、鳥好きにはたまらない作品です。
ひとし
*****
くちなしの花をついばむ雄鶏。小さなくちなしの花をじっと見つめて、今にもついばもうとする緊張感と背景のくちなしの木の美麗なさまとの対比に目を惹かれます。
ひとし
*****
公式ツイッターでもお正月にこちらの作品を紹介していますが、まさに初日の出に拝んでみたいと思わせるような旭日。鶏の鶏冠(とさか)と旭日の紅色はこれから訪れる幸せを約束してくれるような気持ちにさせてくれます。
ひとし
*****
自分用にお土産も購入しました。
伊藤若冲以外の画家の作品にも鳥が描かれたものがいくつかあり、鳥好きなら観に行って損はない、とても楽しめる美術展です。会期は2019年2月9日(土)~4月7日(日)。ぜひ、足を運んでみてくださいね。
ひとし
『奇想の系譜展』公式ツイッターはこちら
『奇想の系譜展』混雑情報のツイッターはこちら
東京都美術館の公式ツイッターはこちら
あわせて読みたい