
バードライフアドバイザーのかたやまひとしです。
クリッカートレーニングはいかがでしょうか?鳥さんとのコミュニケーションを楽しみながら芸を覚えることができたり、飼い主が望む行動を覚えてもらうことが出来るようになるトレーニングです。
当たり前のことですが、私達は鳥さんと会話をすることが出来ません。
鳥さんと暮らしていて、もっとこうしてほしいな、こんなことが出来るようになったら楽しいだろうなと思ったことはありませんか?
クリッカートレーニングをおこなうことで、それらの行動を鳥に促すことが出来るようになるかもしれません。
ひとし
- 手に乗る
- 体重計に乗る
- 新しい餌やおもちゃ、飼育用品への恐怖心がなくなる
- 握手
- 鳥さんの身体に触れる
- おもちゃを使った芸 などなど。。。
我が家では、サザナミインコのなすびくんとオカメインコのポテトくんがクリッカートレーニングをしています。
なすび
ポテト
ひとし
我が家のオカメインコ、ポテトくんを例にして解説します。
『輪投げの輪を的棒から取り出して持ち歩く』という芸をしてほしいと僕が望んでいるとします。
STEP.1〜STEP.4 を繰り返しトレーニングします。
とは言え、いきなり飼い主さんが望む行動をしてくれるとは限りません。
ですので、偶然でも良いのです。
その偶然をひたすら待ちましょう。
そして、飼い主の望む行動を鳥さんがしてくれたら、すかさずクリッカーを鳴らしておやつを差し出してあげるのです。
そのとき「よく出来たね〜!」とほめてあげるのも良いでしょう。
鳥さんは飼い主の喜んでいる様子を感じて嬉しくなります。
- 「投げ輪を持ち歩いたらパチンと音が鳴っておやつが出てきた!」
- 「怖がっていた新しい餌に近づくことができたらパチンと音が鳴っておやつが出てきた!」
- 「飼い主の手に乗ったらパチンと音が鳴っておやつが出てきた!」
- 「体重計に乗ったらパチンと音が鳴っておやつが出てきた!」
- 「背中を撫でさせてあげたらパチンと音が鳴っておやつが出てきた!」
という嬉しい出来事の流れを鳥さんは覚えることが出来るのです。
クリッカートレーニングに必要なものは、クリッカーとご褒美のおやつです。
上記画像の餌入れ(クリップケース)の上に重ねてある黄色の長方形のモノ、これがクリッカーです。
ちなみに餌入れ(クリップケース)とクリッカーは、100均などでも売られている『ファスナーテープ』で接着させています。
真ん中の楕円にくり抜かれた部分に指を入れて押すと「パチン!」とクリッカー音が鳴ります。
ひとし
なすび
ひとし
なすび
ひとし
- クリッカートレーニングを通じて、飼い主が鳥さんにしてほしい行動を促すことが出来ます。
- 『してほしい行動が出来た』→『クリッカーを鳴らす』→『おやつを与える』の繰り返し。
- この行動をおこすと音が鳴っておやつを食べることが出来る、という流れを鳥さんは覚えます。
クリッカートレーニングをすることで鳥さんに放鳥中の楽しみが増えますし、ストレスの軽減にもつながります。
何より飼い主と鳥さんとの絆がより深まるでしょう。
鳥さんとのコミュニケーション手段のひとつとして、クリッカートレーニングを始めてみてはいかがでしょうか?
ひとし

