SNSなどで、鳥さんが芸をしている動画をよく見ます。
とても賢いですよね!どうやったらあのような芸が出来るようになるのでしょうか?
我が家のオカメインコちゃんにも芸を覚えてもらいたいです。
クリッカートレーニングはいかがでしょうか?
鳥さんとのコミュニケーションを楽しみながら芸を覚えることができたり、飼い主が望む行動を覚えてもらうことが出来るようになるトレーニングです。
目次
クリッカートレーニングとは
当たり前のことですが、私達は鳥さんと会話をすることが出来ません。
鳥さんと暮らしていて、もっとこうしてほしいな、こんなことが出来るようになったら楽しいだろうなと思ったことはありませんか?
クリッカートレーニングをおこなうことで、それらの行動を鳥に促すことが出来るようになるかもしれません。
クリッカートレーニングで出来るようになること
クリッカートレーニングを通じて出来るようになることは芸だけではありません。
- 手に乗る
- 体重計に乗る
- 新しい餌やおもちゃ、飼育用品への恐怖心がなくなる
- 握手
- 鳥さんの身体に触れる
- おもちゃを使った芸 などなど。。。
我が家では、サザナミインコのなすびくんとオカメインコのポテトくんがクリッカートレーニングをしています。
ぼくは握手と手乗りの練習をしているっす
ぼくは輪投げあそびを楽しんでいます
クリッカートレーニングのやり方
クリッカートレーニングはとてもシンプルなトレーニングです。
飼い主さんが望む行動をしてくれたらおやつなどを与えるだけ。
その繰り返しです。
解説していきますね。
我が家のオカメインコ、ポテトくんを例にして解説します。
『輪投げの輪を的棒から取り出して持ち歩く』という芸をしてほしいと僕が望んでいるとします。
STEP.1〜STEP.4 を繰り返しトレーニングします。
とは言え、いきなり飼い主さんが望む行動をしてくれるとは限りません。
ですので、偶然でも良いのです。
その偶然をひたすら待ちましょう。
そして、飼い主の望む行動を鳥さんがしてくれたら、すかさずクリッカーを鳴らしておやつを差し出します。
そのとき「よく出来たね〜!」とほめてあげるのも良いでしょう。
鳥さんは飼い主の喜んでいる様子を感じて嬉しくなります。
- 「投げ輪を持ち歩いたらパチンと音が鳴っておやつが出てきた!」
- 「怖がっていた新しい餌に近づくことができたらパチンと音が鳴っておやつが出てきた!」
- 「飼い主の手に乗ったらパチンと音が鳴っておやつが出てきた!」
- 「体重計に乗ったらパチンと音が鳴っておやつが出てきた!」
- 「背中を撫でさせてあげたらパチンと音が鳴っておやつが出てきた!」
という嬉しい出来事の流れを鳥さんは覚えることが出来るのです。
そのような場合は、まずは見ることが出来たら、クリッカーを鳴らしてごほうびをあげる。
次に近づくことが出来たら、クリッカーを鳴らしてごほうびをあげる。
次にタッチすることが出来たら、クリッカーを鳴らしてごほうびをあげる。
というように、段階的におもちゃや餌などに慣れていく過程自体をクリッカートレーニングで進めると良いでしょう。
クリッカートレーニングに必要なもの
クリッカートレーニングに必要なものは、クリッカーとご褒美のおやつです。
上記画像の餌入れの上に重ねてある黄色の長方形のモノ、これがクリッカーです。
ちなみに餌入れとクリッカーは、『ファスナーテープ(マジックテープ)』で接着させています。
真ん中の楕円にくり抜かれた部分に指を入れて押すと「パチン!」とクリッカー音が鳴ります。
我が家のクリッカートレーニングの様子
では、我が家のクリッカートレーニングの様子を動画でご覧ください。
サザナミインコのなすびくんが握手と手に乗ることを覚えてくれました。
ひとし、なんか用?おやつでもくれるんすか?
うん、握手が上手に出来たらおやつをあげるよ。
もっとちょーだい!
よし、じゃあ今度は手に乗ることが出来るかな?
まとめ
- クリッカートレーニングを通じて、飼い主が鳥さんにしてほしい行動を促すことが出来ます。
- 『してほしい行動が出来た』→『クリッカーを鳴らす』→『おやつを与える』の繰り返し。
- この行動をおこすと音が鳴っておやつを食べることが出来る、という流れを鳥さんは覚えます。
クリッカートレーニングをすることで鳥さんに放鳥中の楽しみが増えますし、ストレスの軽減にもつながります。
何より飼い主と鳥さんとの絆がより深まるでしょう。
鳥さんとのコミュニケーション手段のひとつとして、クリッカートレーニングを始めてみてはいかがでしょうか?
飼い主があせらず根気よくトレーニングを続けて、成功したときには大いにほめて飼い主も喜ぶ!
喜ぶ飼い主を見て、鳥さんも喜びの共有を記憶してくれるはずです。
楽しみながらクリッカートレーニングを行って、鳥さんとの絆をもっともっと深めましょう!