昨年の節分の日、私が豆を食べていたら、我が家の鳥さんたちが豆を興味深げに見つめていたんです。
節分豆ってインコなどの鳥さんに与えても良いのでしょうか?
鳥さんといっしょに節分豆を食べて、無病息災を願いたいなって。
立春の日の前日、節分。
僕も毎年、節分豆を歳の数だけ食べて無病息災を願っています。
もちろん、我が家の愛鳥たちといっしょに!
今回は、節分豆(煎り大豆)をインコなどの鳥さんが食べても大丈夫なのかどうかについて解説しますね。
目次
節分豆の豊富な栄養
豆類に含まれる豊富な栄養素と聞いて、まず思い浮かべるのがタンパク質ですよね。
大豆のタンパク質には、コレステロールや中性脂肪を下げる特徴もあります。
ところで・・・『タンパク質』と聞いて、愛鳥家のみなさんはどんなことを思い浮かべましたか?
飼い鳥さんの暮らしのなかで、いつもより多くの『タンパク質』が必要な時期があります。
『幼鳥期』や『換羽期』、『産卵時』などです。
例えば換羽期には、先日公開した『ペレットおすすめランキング』のブログ記事でも解説したように、ペレットが主食の鳥さんには、『ハリソン・ハイポテンシー』や『ラウディブッシュ・ブリーダー』などの高タンパクなペレットがおすすめです。
また、シードが主食の鳥さんであれば、主なシードにはタンパク質が十分に含まれてはいますが、栄養補助食の『ネクトンBIO』などでタンパク質はもちろん、アミノ酸やビタミンなども合わせて補強することをおすすめします。
煎り大豆をきな粉にしよう
でも、我が家は1羽飼いだから、換羽期だけのために専用のペレットや『ネクトンBIO』を購入しても余らせてしまって・・・もったいないな、って感じてしまうかも。
たしかにおっしゃるとおりです。
我が家は複数飼いで換羽期がそれぞれずれて始まりますし、換羽の激しい子もいるので『ハリソン・ハイポテンシー』を常備させていますが、幼鳥期であったり、激しくない換羽期であれば、ペレットやシードに少量の『きな粉』を混ぜて与えることもあります。
『きな粉』は味付けがされていないものでしたら、市販のものでも構いませんが、下の画像のように『煎り大豆(節分豆)』をミルで砕いてパウダー状にすることで作ることもできます。
でも、どうしてわざわざ『きな粉』にするんですか?
我が家ではオカメインコのポテトくんなら、なんとか噛み砕けるようでしたが、文鳥やサザナミインコには無理だったので、このように『きな粉』にして与えています。
最近は僕も『きな粉』にしてもらって食べていますよ。
YouTube『鳥くさいちゃんねる』では、大きいサイズや固さの硬いペレットをミルで砕くという動画も公開しております。
そちらも参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
生の豆に注意しよう!
豆類には豊富な栄養がありますが、重大な注意点もあります。
豆類に含まれる『レクチン』を摂取することで、人間でも食中毒を引き起こして、嘔吐や下痢の症状に陥ります。
ただ、この『レクチン』はしっかりと加熱処理をおこなうことで、毒の性質はなくなります。
鳥さんには、くれぐれも『生の豆』は与えないでください。