
こんにちは。
『鳥くさいどっとこむ』運営者のかたやまひとしです。
現在の僕のプロフィールはこちら。
名前 | かたやまひとし |
職業 | 会社員 / ブロガー / YouTuber |
資格 | バードライフアドバイザー(2級) 愛玩動物飼養管理士(2級) |
趣味 | 鳥との生活 ランニング 野球・バスケ観戦 スパイスカレーを作ること 中国茶・台湾茶を淹れること 読書 |
年齢 | 40代 |
性別 | 男性 |
住んでいるところ | 大田区中馬込(岡山県玉野市生まれ) |

僕のバードライフは2011年の春に『文鳥』をお迎えしてスタートしました。
当時、東日本大震災の直後で直接的な被害は受けていなかったものの、僕は精神的なダメージを受けたのか、仕事や日常生活に支障が出るほどに心が不安定に陥っていました。
そんなとき、思いついたのが『ペットとの暮らし』でした。ペットと暮らした経験がなかったので、初心者でも飼えるペットを探して、いきついたのが『鳥さん』でした。

僕が初めて鳥をお迎えしたきっかけは、このようにとてもいい加減で自分勝手な理由だったんです。
そんな僕が『鳥と出会って人生が動き出した!』という話をしたいと思います。
よかったら、最後まで読んでくださいね。
目次
作曲が大好きだった【中学生〜大学生時代】


このあたりは、みなさん興味ないと思いますので3行でまとめますね(笑)
中学生時代:エレクトーンを弾く毎日
高校生時代:エレクトーンで作曲する毎日
大学生時代(名古屋):自宅録音やバンド活動、大学では演劇部で音響と役者
ちなみに、もっとも影響を受けたアーティストは、『はっぴいえんど』『中村一義』『サニーデイ・サービス』でした。
とにかく作詞作曲・編曲が大好きで青春時代は楽曲のことばかり考える毎日でした。
ブロガーと YouTuber の原点?【社会人時代〜】

大学卒業後は、そのまま名古屋で自動車会社の営業マンとして働いていました。
車にはまったく興味がありませんでしたが、営業は楽しく成績もそこそこ良く、順調に仕事を覚えていった矢先。
ある日突然、心のバランスが崩れてしまい自宅から出られなくなり、泣く泣く退社。
飛び込み営業(1日60件以上)でいつのまにか抱えていたストレスが、爆発したのかもしれません。
その後、一旦、実家の岡山に帰省し音楽教室やコンビニでアルバイトをしていましたが、なんとなく貯めたお金を元手にぼんやりと上京しました。

上京してからは次のような仕事を経験しました。
パソコン教室の講師
各種カスタマーサポートのコールセンタースタッフ
台湾茶(中国茶)専門店スタッフ
通信会社での事務

プライベートでは小説などの本を読みまくりました。自分でも小説を書いたりしましたが、こちらは才能の片鱗もありませんでした。
影響を受けた作家と作品は下記の通りです。








パソコン教室の講師とカスタマーサポートの仕事、好きで小説などを書いていた経験によって、人に何かを伝えること、問題解決をお手伝いすることの意義や楽しさ、やりがいを感じるようになりました。
現在のブログやYouTubeでの発信活動の原点となっているのかもしれません。
文鳥のチロルちゃんとの出会い

2011年、5月27日。
僕は白文鳥をお迎えしました。
ペットをお迎えすることで、自分を癒やしてもらい、精神の安定を保とうというとても浅はかで短絡的な思考でした。
名前は『チロルちゃん』と名付けました。
ペットと暮らすこと自体が初めてなのに、事前に飼育書などでの勉強もせずにお迎えをしてしまいました。
しかし、自宅にチロルちゃんを連れて帰って、僕の手のひらですやすやと眠るチロルちゃんから伝わる小さな心臓の鼓動を感じたとき、『命がたしかにここにある・・・僕は大変なことをしてしまった』と、急いで書店へ向かい、文鳥の飼育書を購入しました。
本当に運良くチロルちゃんはとても丈夫な子だったようで、大きな病気もせずすくすくと育ってくれました。
チロルちゃんをお迎えして約1年後、今度は桜文鳥のラムネくんをお迎えしました。
ラムネくんもとても丈夫な子でした。
僕はそんなふうに、文鳥たちの可愛さに癒やされながら鳥との暮らしをなんとなく過ごしていました。
オカメインコのリンゴくんとの別れ

僕は立て続けに、今度はオカメインコをお迎えしたくなりました。
可愛いからお迎えしたい。
もっと自分の精神を安定させたい。
とても自分勝手な理由で。

しかし、オカメインコのリンゴくんはお迎えした当日、翌日とまったく餌を食べてくれず、みるみる痩せていったのです。
僕はリンゴくんを動物病院(横浜小鳥の病院)へ連れていきました。
獣医師曰く、オカメインコは環境の変化にとても敏感な個体が多く、お迎えしたタイミングで食事が出来なくなってしまうケースはよくあるとのことでした。
それと合わせて、バードドックという総合健康診断を勧められました。
その高額な検査費を聞いて驚きました。
しかし、担当してくれた獣医師からバードドックの必要性を聞いて、検査を受診することに。
ちなみに、その先生にはその後お迎えしたオカメインコのポテトくんの命を助けてもらうなど、本当にお世話になりました。
現在は独立されて、ふるさとの岡山(偶然僕も同郷)で小鳥の病院を開院されてらっしゃいます。
バードドックを受けたリンゴくんは、病原体などの遺伝子検査には問題がありませんでしたが、腎臓に重い疾患があることが分かりました。
徐々に我が家の環境にも慣れ餌を食べてくれるようになり、日に日にやんちゃに可愛く成長を続けるリンゴくんは僕をたくさん癒やしてくれました。
もちろん、腎臓疾患の治療で通院は続けながら。
それは、体調も病状も安定してきて、通院の頻度もすこし減らしましょうという先生からの嬉しい言葉を受けた直後でした・・・
今日はリンゴくんの声が聞こえないな、おとなしいなと思ってケージを覗いてみると、吐血してぐったりしているリンゴくんがいました。
急いで病院で診てもらい(休診日なのに対応して頂きました)ましたが、検査をする体力もないとのことで、最後を自宅で過ごすことを勧められました。
帰宅して数分後、僕の手の中でゆっくりと息を引き取りました。
生後7ヶ月、お迎えして6ヶ月でした。


とてつもない喪失感のなか、ふと気が緩むと涙が止まらなくなる・・・そんな数日間を過ごしました。
僕がどうしようもなく落ち込んで、部屋でうずくまっていたときでした。
普段はおてんばでにぎやかに飛び回ったり、強く噛んできたりしていたチロルちゃんが僕の指に乗っておとなしく僕を見つめていたのです。


飼い主のひどく落ち込んだ様子を心配しているかのようでした。
いや、心配して見守ってくれていたのだと今でも信じて疑いません。
このとき、僕ははじめてちゃんと愛鳥の命や感情を感じることができたのかもしれません。
愛鳥に対する思いが、意識が一変しました。
これらのことがきっかけで、動物病院での健康診断などもちゃんと受診するようになり、鳥に関してのセミナーを受講したり、下記に挙げるような飼育書で鳥のことについて勉強をするようになりました。








新たな出会い
その後、僕はオカメインコのポテトくんをお迎えすることになります。
ポテトくんもやはり環境の変化になかなか馴染めず体調を何度も崩して生死をさまよいましたが、長期入院を繰り返し自宅での強制給餌などの困難も乗り越えて、今では健康で元気な歌声を毎日披露してくれています。
この頃には、Instagram などのSNS上で、鳥飼いのフォロワーさんたちとお茶会などをするようにもなりました。


統合失調症を患ってからは、友達を作ろうとか欲しいとか思うこともありませんでしたし、昔の友だちとの縁を自ら断ったりもしていました。
僕にとって、SNSから広がった鳥飼いさんたちとの出会いは僕の人生観を変えるきっかけになりました。
さまざまな飼い主さんがいて、もちろんそれぞれの鳥や飼育に対する考え方があって。
意見が食い違ったりすることもありますが、根底には必ず鳥への愛情が満ちていて。
鳥を通じて、人とのつながりを楽しいと感じることが再びできるようになったのです。


そして、2016年にはサザナミインコのなすびくん、2019年には同じくサザナミインコのくるみちゃんをお迎えしました。
鳥ブロガー・鳥YouTuberとして


2018年にはバードライフアドバイザー3級と2級を取得。
この資格を取得する少し前、同年の4月には当ブログ『鳥くさいどっとこむ』を開設。
2019年より『鳥くさいちゃんねる』というYouTubeチャンネルも開設し、動画でも鳥の飼育情報をネット上で発信しています。


【おわりに】最初から立派な飼い主さんなんていない


僕は自分勝手な理由で鳥たちをお迎えし始め、愛鳥の死をきっかけに本当の意味での鳥との気持ちのつながりを感じることができるようになりました。
だめな飼い主だったかもしれません。
ただ、僕は自分を肯定するわけではありませんが、鳥などのペットをお迎えする理由は人それぞれで、他人がそれを否定する権利はないと考えています。
しかし、一旦動物との暮らしを始めたからには、命を預かったからには、飼い主さんにはその子を可愛がるだけでなく、健康やストレス、危険から全力で守る義務が発生します。
自分が赤ん坊のころ、両親に全力で頼っていたように鳥たちも飼い主のあなたを全力で頼って全力で愛を伝えてくれます。
毎日聴く鳥たちの鳴き声は、ほとんどがパートナーであるあなたへの呼びかけです。
鳥たちから飼い主のあなたへのその気持が途中で途切れてしまわないよう、いつか必ず訪れるお別れのときに後悔なく笑顔で見送れるよう、少しずつで構いませんので、鳥のこと知ろうとしてみてください。


僕は今、2011年の頃の何もかも無知だった自分に読んでもらいたい記事を書こう、観てもらいたい動画を撮ろう、というイメージで日々発信をしています。
まだまだ頼りないバードライフアドバイザーですが、鳥の飼育初心者の方はもちろん、鳥の飼育に頭を悩ませている飼い主さんたちに向けて、いま自分が出来うる限りのお役に立てる情報発信を今後も続けていきます。
みなさんのバードライフがより良いものとなりますように!
あなたを応援させてくださいね。
かたやまひとしでした。

