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オカメインコの餌について:雛(ヒナ)の場合

オカメインコの雛をお迎えするにあたって、どんな餌を与えれば良いんだろう?という疑問にお答えします。

ひとし

餌は何を与えればいいの?

オカメインコの雛には「あわ玉」と「パウダーフード」をお湯で溶かしたものを与えます。雛は本来この時期に親鳥から口移しで餌をもらいますが、お迎えされた雛はスプーンなどで人間から餌をもらいます。この行為を「挿し餌(さしえ)」と言います。

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【挿し餌の作り方】

  1. 割合が1:1のあわ玉とパウダーフードを用意します。
  2. あわ玉を80℃くらいのお湯に浸して20分ほどふやかします。
  3. お湯を捨て、あわ玉にパウダーフードを混ぜ入れます。
  4. 40℃くらいのお湯を注いでよく混ぜます。

※餌が冷えてしまうと食いつきが悪くなります。湯煎をするか適温の挿し餌を作り直しましょう。

※菌が繁殖してしまいますので、挿し餌は作り置きせず毎回新しく作ってください。

与える回数と量は?

生後3〜4週間の雛は、日の出から日の入りの時間にかけて間隔を空つつ4〜5回ほど挿し餌をします。生後5〜6週間になれば、様子を見ながら1〜3回の間で調整しつつ挿し餌を与えます。1回に与える量は決まっていませんが、満腹に近づいて食いつきが少し落ちるくらいのタイミングで挿し餌を終えます。

挿し餌から一人餌への移行

生後1ヶ月〜2ヶ月くらいの間に、挿し餌から一人餌(自分で餌を食べることが出来ること)への移行を促しましょう。乾燥しているあわ玉をプラケースの床に撒いて、雛がついばんで食べるかどうか観察しましょう。撒いたあわ玉を一人で食べるようになってきたら、徐々に成鳥用の餌(ペレットやシード)にも慣らしていくようにしましょう。

オカメインコに限らず、鳥の雛を飼育するには日中にも挿し餌のお世話が必要です。一人暮らしの社会人の場合は、雛でお迎えしたい気持ちをぐっとこらえて一人餌に移行した鳥をお迎えしましょう。

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