目次
はじめに
インコちゃんをお迎えすることになったんですが、部屋のどこにケージを設置すれば良いのかわからなくて・・・
ケージを設置する場所は、鳥さんの心身の健康を整える上でとても重要な要素です。
設置場所によっては、鳥さんの心身の健康を損ねたり、事故などに至る危険にさらしてしまう可能性があります。
すこしでも飼い鳥さんに快適にすごしてもらえるよう、ケージを設置してはいけない5つの場所について分かりやすく解説をしますね。
ケージを設置してはいけない5つの場所
①直射日光があたる場所
窓から差し込む直射日光があたる場所に、ケージを設置することは避けましょう。
とくに夏場の直射日光は、私たち人間同様、長時間当たり続けることで鳥さんも熱中症になってしまう危険性があります。
直射日光が当たらない場所に設置するか、ケージ内に鳥さん自身が移動して直射日光を避けることができる日陰の場所を作ってあげましょう。
②日の当たらない場所
直射日光は避けたいですが、一日中日の当たらない場所もおすすめできません。
野生化の鳥さんたちは、朝太陽が昇るのとともに活動を開始し、そして太陽が沈むと体を休める準備を始めます。
このように野鳥さんたちは自然と体内時計が整いますが、飼い鳥さんの場合、日の出や日の入りがまったく感じられない暗い場所などで過ごしていると、体内時計が狂ってしまって免疫力が低下したり、ストレスに対しての抵抗力が弱まってしまう危険性があります。
③エアコンの風が直にあたる場所
とくに冷房の風は、直にあたり続けることで鳥さんの体温を奪って体調を崩す危険性があります。
ケージの位置を調整するか、冷たい風が直接当たらないようにタオルなどを掛けてあげましょう。
④音がうるさい場所
テレビやパソコン、オーディオのスピーカー付近など、常に音が流れていたり突然大きな音が出る場所は避けましょう。
日中はもちろん、おやすみカバーをかけたあとなどはなおさらですが、うるさい音が鳥さんに精神的なストレスを与えてしまいますし、突然の大きな音に驚いてパニック状態になる鳥さんもいます。
⑤キッチン
キッチン(もしくはキッチンの近く)もケージの設置場所に適しません。
気をつけたいのが、フッ素(テフロン)加工のフライパンでの調理。
フッ素(テフロン)加工の製品は、空焚きなどで260℃に達することで劣化が始まります。
350℃を超えると動物全般に有害な有毒ガスが発生します。
とくに鳥さんのように体の小さな動物にとっては危険です。
他にもおろしたてのオーブンやホットプレートでの調理も同様です。
鳥さんのケージをキッチンに設置することは避けるのと同時に、これらの調理器具はしっかりと換気をおこないながら使用しましょう。
換気しながらでも、フッ素(テフロン)加工のフライパンを使うのは心配・・・という方は、グリーンパンがおすすめです。
Q.グリーンパンは、ペットの鳥の近くで使うことができますか?
A.「はい。グリーンパンは、鳥類をはじめどのようなペットの近くでも安全に使用することができます。当社のフライパンや加工として使われているノンスティック・コーティングには、有害化学物質がまったく含まれていないため、使用時や誤って過熱させてしまった時に有毒ガスが発生する心配はありません。安心してお使いいただけます。」
— グリーンパン公式サイト・よくあるご質問 より引用
また、レッドペッパーいわゆる唐辛子やブラックペッパー、胡椒のような香辛料も熱することで強い匂いを発します。
呼吸器が敏感な鳥さんにとって何らかの影響が出ることもありますので、同じくしっかりと換気した状態での調理を心がけましょう。
まとめ
- 直射日光があたる場所
- 日の当たらない場所
- エアコンの風が直にあたる場所
- 音がうるさい場所
- キッチン
我が家のケージ設置場所はこんな感じです。
サザナミインコ(2羽)のケージと文鳥のケージは、高さ40センチほどの低い棚の上に設置しています。
直射日光はあたらず、かつ陽の光で日中は明るい場所です。
ポイントとしては、ぼくがしゃがんだときに目線が合って声を掛けることができるところ。
ケージを床に直置きすることもおすすめできません。
エアコンの風も風向きの調整は多少必要ですが、直にあたることのない場所です。
オカメインコのケージは、部屋のスペースの関係で、すこし暗い場所に・・・🙏
ケージ設置場所の話からすこし逸れますが・・・
『ビタミンD(D3)の摂取』・『体内時計のリセット』・『気持ちの安定』をはかるため、紫外線ライトで屋内日光浴もおこなっています。
部屋の広さや間取りによって、今回挙げた『ケージを設置してはいけない5つの場所』すべてをクリアできなくても、鳥さんの心身に良くない影響がある要素を知っておくことが大事です。
飼育全般に言えることですが、完璧でなくてもより良いバードライフを無理なく目指すことが重要だと僕は考えます。
これからも、あなたのバードライフを応援させてくださいね。
『鳥くさいどっとこむ』かたやまひとしでした。