
最近セキセイインコを飼い始めて、毎日餌と水の交換はしていますが、ケージの外に出したことはほぼありません。
昔、おばあちゃんのお家でもケージの中の鳥たちを眺めているだけでしたから。
友だちに話すと「放鳥してあげないと可哀想だよ〜」と言われました。
放鳥ってなんですか?どうやってやるんですか?

昔は飼い鳥をあくまで観賞用のペットとしてケージの中のみで飼育をしていた方も多く、動物病院に連れていったり、温度管理に気を遣ったり、ということもなかったようです。
しかし、最近では飼い鳥に関しての飼育の常識が動物医療の観点からもアップデートされ、飼い鳥を心身ともに良好な状態で飼育しようとする風潮が高まっています。
今回は飼い鳥にとっての健康を維持するためにも必要な要素のひとつ『放鳥』について解説します。

目次
放鳥ってなに?


『放鳥(ほうちょう)』とは本来、下記のような場合に使われる言葉なんだよ。
①繁殖を目的として、鳥の雛を人工的に育ててから放すこと。
②繁殖・分布・生態などの調査のため、捕えた野鳥に目印をつけて放すこと。
三省堂 スーパー大辞林3.0 より
この記事で取り扱う『放鳥』とは、飼育下のインコなどの鳥さんを室内においてケージから放ち、自由にさせるという意味での『放鳥』を指します。
決して、飼い鳥さんを室外に放して自由にさせるという意味ではありません。
放鳥の基本と重要性
放鳥とは何か、どうして必要なのか、基本的な考え方を理解できます。
愛鳥さんにとってのメリット
運動不足の解消、ストレスの軽減、信頼関係の向上など・・・放鳥によって得られる効果を詳しく知ることができます。
安全に放鳥するための準備と手順
部屋の安全確認、家族との連携、実際の放鳥の流れを解説します。
放鳥中の遊び方とコミュニケーション
鳥さんとをおもちゃなどで遊ばせる例やクリッカートレーニングなどについて解説します。
放鳥からケージに戻ってもらう方法
多くの飼い主さんの悩み『ケージに戻ってくれない』場合の対処法を解説します。
愛鳥家さんたちの体験談
実際に愛鳥家さんたちに聞いた『放鳥時間』『放鳥中に気をつけていること』『ヒヤッとしたこと』などの声を集めました。
放鳥しないとどうなる?〜必要性とメリット〜

野生の鳥さんは、広い空を自由に飛び回りながら、仲間とコミュニケーションをとり、自然の中で生きています。
しかし、家庭で飼われる鳥さんは、どうしてもケージ内という限られた空間に閉じ込められがちです。

飼い鳥さんの生活に放鳥を取り入れることで、鳥さん本来の自然な生き方を取り戻す手助けができるんだね!
放鳥によるメリットは以下のとおり。
運動不足の解消
広い空間で自由に飛び回ることで、心肺機能や筋肉が多少は鍛えられます。
これにより、肥満などのリスクが軽減されると考えられます。
ストレス軽減と精神の安定
ケージ内での単調で刺激の少ない生活から解放され、ケージの外に出て新たな刺激を受けることで、鳥さんは気持ちが活発になり、またリラックスもしやすくなります。
ストレスが軽減されると、毛引きなどの問題行動が減ると言われており、全体的な健康状態も向上します。
健康チェックの機会
放鳥中は、鳥さんの動きや様子をじっくりと観察できます。
ケージ越しだとなかなかチェックしにくい羽の状態、爪の伸びに気づくことができますし、体重チェックも放鳥中におこないます。
健康トラブルの早期発見につながります。
精神的な癒し効果(飼い主さんの)
鳥さんの元気な姿や自由な動きを見るだけで、飼い主さん自身も心が癒されます。
忙しい日常の中で、鳥さんとの触れ合いが心のリフレッシュとなり、飼い主さんのストレスもきっと軽減されますよ。

つまり放鳥をしないと・・・肥満のリスクが高まり、ストレスによって問題行動が誘発される。
健康チェックができないので、病気発見が遅れてしまう、など多くの弊害が生まれてしまいます。
放鳥の準備と手順


安全で楽しい放鳥を行うためには、事前の準備が不可欠!
ここでは、放鳥を始める前の準備と、基本的な手順について詳しく解説します。
部屋の安全確認
まずは、放鳥を実施する部屋の安全確認をしっかり行いましょう。
鳥さんが飛び回ったり、自由にトコトコ歩いても安心できる環境を整えるため、次のポイントをチェックしてください。
窓・ドア
部屋の全ての窓やドアがしっかり閉まっていることを確認します。
特に、夏場の網戸状態(オススメしません)には十分に注意してください。
危険物の除去
鳥さんが誤ってかじったり触れると危険なもの(電気コード、人間の食べ物)は、事前にすべて取り除きます。
床に散乱しているものがないかも念入りに確認してください。
家族との連携

放鳥中は、家族全員で協力して鳥さんの安全を守りましょう。
以下の点を事前に共有しておくと、安心して放鳥が行えます。
- 放鳥のタイミングと場所(いま鳥さんがどこの部屋にいるのか)をみんなで共有。
- 急な来客はあるのか、外出する人は何時に出るのか。
- 窓を絶対に開けないことをみんなで確認。
放鳥の手順

それでは、実際の放鳥タイムの流れを見ていきましょう。
放鳥はとにかく鳥さんのペースに合わせることが大切です。
ケージの扉を開ける前に、まずはいちばん大事な『安全確認』をおこないましょう。
窓はしっかりと閉まっているか、家族がいる場合は放鳥が始まることをみんなに伝えているか、口にすると危険なものを部屋に置いていないか、など。
悲しい事故が起こるのはいつもだいたい放鳥タイムのときです。
ケージの扉はゆっくりと開けてあげましょう。
そして、鳥さんが自分から外に出てくるのを待ちます。
「わーい!外に出られる!」と急いで出てくる子もいれば、「今日はケージの中でゆっくりすごしたいな」となかなか出てこない子もいます。
まちがっても、出てこない鳥さんを無理やり掴んで出すということはやめましょう。
〜手乗りの鳥さんの場合〜
手乗りの鳥さんなら、普段から慣れているおやつや優しい声かけで、自然に飼い主さんの手に飛んでくるように誘導しましょう。
放鳥タイムは、飼い主さんと鳥さんが直接ふれあうことができ、心の距離が近づく大切な時間です。
おもちゃで遊ぶ子もいれば、飼い主さんの肩や手からずっと離れない子も。
このあと紹介するクリッカートレーニングで愛鳥さんとの絆を深めるのもオススメです。
放鳥中の遊び方とコミュニケーション


放鳥は単にケージから出すだけではなく、鳥さんとのふれあいを深める貴重な時間です。
ここでは、放鳥中に鳥さんが楽しく過ごせるための遊び方やコミュニケーションの方法について詳しく解説しますね。
おもちゃであそぶ
鳥さんが放鳥タイムを飽きずに楽しく過ごすためには、部屋の中にいくつかのおもちゃを配置するのがおすすめです。
たとえば、以下のようなおもちゃがあります。


バードアスレチックは、その名の通り鳥さん用のアスレチックです。
階段やブランコが組み合わされていて、鳥さんの好奇心を刺激します。





可愛いヒヨコさんに揺れるお皿がついた天然木のおもちゃ『さらっピヨ』です。
もちろん、お皿には鳥さんの好物のおやつなどを入れてあげてくださいね。


自然素材でつくられたラタンのボール(マンチボール)です。かじったり、転がしたり、器用な鳥さんだと遊んでいるうちにほどいていくことも。



ペンギンさんのお人形に車輪がついた『コロコロぺんぎん』です。
Amazonの鳥用おもちゃランキングで堂々の1位!大人気商品です。
突っついたり、蹴飛ばしたり、掴んだり・・・横にベッタリ寄り添う鳥さんもいます。



クネっと曲がったトンネルのなかに、鳥さんの大好きなおやつなどを入れて遊ぶ『ALOHA HEAVEN アロハフォージング ミディアムバード』です。
フタを上手に開けて食べることができるかな?



鳥さん用のスケボー(スケートボード)です。
我が家ではクリッカートレーニングと組み合わせて遊んでもらっています!



本来はネクタイやスカーフなどを掛けるためのハンガーですが、愛鳥家のみなさんは鳥さんの休憩所・遊び場としてこのハンガーを活用しています!
Amazonのレビューもほとんどが愛鳥家さんの書き込みです(笑)



おやつを100均などで売っている小さなカップで被せて、鳥さんがひっくり返して遊びます。
インコさんなら、とても器用にくちばしでひっくり返しますよ!
クリッカートレーニングで絆を深める


クリッカートレーニングをご存知ですか?
鳥さんとコミュニケーションを取りながら芸を覚えることができたり、飼い主が望む行動を鳥さんに楽しみながら覚えてもらえるトレーニングです。
- 手に乗る
- 体重計に乗る
- 新しい餌やおもちゃ、飼育用品への恐怖心がなくなる
- 握手
- 鳥さんの体に触れる
- おもちゃを使った芸 などなど・・・

実際に僕が、愛鳥のなすびちゃんと握手のトレーニングをしている動画をご覧ください。
動画内でもあったように、クリッカートレーニングには『クリッカー』という音がなるツールを使用します。
簡単な流れは以下のとおり↓
- 飼い主さんの望んでいる行動を鳥さんがおこなう
- すかさずクリッカーで『カチッ』と音を鳴らす
- 鳥さんにおやつを与える
トレーニングと呼ばれてはいますが、実際は楽しみながら無理なくおこなうことを推奨しています。
クリッカートレーニングを放鳥時に取り入れることで、鳥さんのストレス軽減になるだけではなく、鳥さんとの心の距離もグッと縮まります。

クリッカートレーニングについて詳しく解説している記事もあるので、ぜひ読んでみてください!


飼い主さんとのふれあい


鳥は本来、群れをなして生活をする生き物です。
毎日顔を合わせている飼い主のあなたのことは、同じ群れの仲間もしくはパートナーとして本能的に認識している可能性が高いです。


放鳥タイムは鳥さんにとって仲間である飼い主のあなたをより近くに感じ、安心することができる貴重なふれあいの時間でもあります。
直接あなたの手に乗ったり、肩にとまってくつろいだり。
また、おしゃべりや歌が得意なセキセイインコやオカメインコなどの男の子なら、目と目を合わせて新しい言葉や歌を教えるのも良いでしょう。
ただ、鳥さんによって、もしくはそのときの気分によって、あなたの方へは近づかず、自分ひとりの時間を過ごしたり、止まり木などでじっとたたずんでいるということもあります。
そのような雰囲気をかもしだしているときは、無理に近づいてコミュニケーションを取ろうとはせず、鳥さんの過ごしたいスタイルを尊重してあげましょう。
放鳥時間について




『放鳥は◯時間しなければならない』という決まりはありません。
飼い主さんのライフスタイルによっても、放鳥ができる時間は変わってくると思います。
ちなみに我が家では、ちゃんと時間を取っての放鳥は1日合計1時間程度です。
それ以外には朝と夜のケージ掃除のときに、数分ケージの外に出てもらうくらいです。
※愛鳥家のみなさんから放鳥時間等についてのご意見を伺いました!
もちろん、「ケージの中にずっと居ては可愛そう・・・」という気持ちもわかりますし、室内とはいえ自由に遊べる時間が長ければ長いほど、鳥さんにとっても幸せなことかもしれません。


しかし、個人的には放鳥タイムが長ければ長いほど良いとは思えません。
鳥さんとの生活が長くなると、放鳥をさせながら飼い主さんはいろいろなことが出来てしまうようになります。
YouTubeを見ながら、ゲームをしながら、読書をしながら、料理をしながら・・・慣れとは怖いものです。
そもそも、人間の集中力自体『45分間』が限界とも言われています。
とくにベテランの飼い主さんに多いように感じますが、『我が家は大丈夫!』だと思っていても、いわゆる『ながら放鳥』には多くの危険が潜んでいます・・・
ながら放鳥の危険性について




ここでは、『ながら放鳥』が原因となる放鳥中の事故の例について、6つのケースを挙げてそれぞれ対策法もお伝えしますね。
食べてはいけないものを口にする




放鳥中は、飼い主さんは自分が食事をすることは避けましょう。
鳥さんが食べてはいけないものを口にしてしまい、体調を崩す可能性があります。
以下に『鳥に食べさせてはいけないもの』の一部を記載します。
- 果物
- アボカド
- 果物の種
- 野菜
- 玉ねぎ
- 長ねぎ
- にら
- にんにく
- オクラ
- モロヘイヤ
- サトイモ
- 生の豆類 …etc
- 人間が食べるもの
- チョコレート
- 炊いた米
- パン
- 麺類
- アルコール飲料
- お菓子
- カフェインを含む飲料 …etc
- 観葉植物の多く
- 重金属
- カーテンウェイト(鉛)
- ハンダ(鉛)
- 釣りのおもり(鉛)
- ガスコンロの五徳(鉛)
- ステンドグラスの枠やつなぎ目(鉛)
- 安価なおもちゃやアクセサリー(鉛)
- 亜鉛メッキ加工されたもの(亜鉛)
- 電気コード(銅) …etc
- 飼育書・獣医師・インターネットなどから、『鳥に食べさせてはいけないもの』についての知識を得る。
- 与えて良いか迷ったものや、良いか悪いか意見が分かれるものについては与えないのが無難。
- 人間の食事中には放鳥をさせない。
- 放鳥中に鳥さんがかじる可能性があるもので、危険なものがあれば撤去、もしくはそのつど、接触できない場所に移動させる。
歩いている鳥さんを気づかずに踏んでしまう




鳥さんを飼うまでは、放鳥中は『ずっと飛び回っている』というイメージがある方がほとんどだと思います。
しかし、実際に鳥さんと生活をしてみると、案外、床やテーブル、ベッドの上などをトコトコと歩きます。
飼い主さんの視界に入らないところを鳥さんが歩いていると、気づかずに足やお尻で踏んでしまい、怪我をさせたり場合によっては即死させてしまうこともあります。
とても悲しいことですが、実際にそのような事故のケースはよく聞きます。
- 眠いときや集中力が散漫なときには放鳥をしない。
- 脱いだままの服など、鳥さんがもぐってしまいそうなモノは片付けてから放鳥をする。
- 床を歩くことを習慣化させない。
相性の悪い他の鳥や動物との喧嘩で怪我をする




鳥さん同士にも相性があります。
相性が悪い鳥さん同士を同時に放鳥させていると喧嘩をすることはよくありますし、普段仲が良いと思われていた鳥さん同士でも、何かの拍子で激しい喧嘩をすることがあります。
いがみ合うだけの喧嘩くらいで収まれば良いですが、ときには相手の身体をくちばしで傷つけて怪我を負わせてしまうような激しい喧嘩に発展することもあるので、放鳥中は気が抜けません。
もちろん、怪我にまで至らないとしても、放鳥中にいつも喧嘩が発生してしまうのは、お互いの鳥さんにとって放鳥タイム自体が大きなストレスになってしまうかもしれません。




また、鳥さんと他の動物(猫や犬など)を同じ時間に同じ場所で遊ばせるのも大変危険です。
『うちの猫ちゃんはおとなしいから大丈夫』とあなたが思っていても、それはあくまで人間の希望的観測に過ぎません。
穏やかな性格の猫ちゃんやワンちゃんであることを、飼い主さんは十分に知った上でいっしょに遊ばせているのだとは思いますが、襲う側の動物には悪意がなくても、動物の本能としての攻撃的な部分が突然表に出てしまう可能性がゼロとは言い切れないのです。


同じ屋根の下で共生させることは何ら問題はないと思いますが、どうしても同じ時間に同じ空間で猫ちゃんやワンちゃんといっしょに鳥さんを遊ばせないといけない理由はないように個人的には感じます。
長年、いっしょに遊ばせていて今までまったく問題がなかったということで、これからも鳥さんと猫ちゃんやワンちゃんを遊ばせるとしても、引き続き細心の注意を払ってくださいね。
- 相性の悪い鳥さんは別々に放鳥をさせる。
- 鳥さんと他の動物を同時に同じ空間で遊ばせない。
窓や玄関から逃がしてしまう


放鳥中についうっかりと窓の換気をしてしまったり、宅配の人が来て肩に鳥さんを乗せたまま玄関のドアを開けてしまったり。


放鳥中の不注意や油断が原因で、鳥さんを家の外に逃してしまうケースはよくあります。
- 窓や玄関を開けるときには、鳥さんがちゃんとケージ内にいることを確認するクセをつける。
- 窓や玄関に『鳥がケージにいるか確認!』などと貼り紙をする。
- 『これから放鳥をするよ!』と家族同士で声がけをする。
- 普段から玄関スペースに連れていかない。
- 宅配などを受け取る場合は、できるだけ時間指定をしたり、置き配や宅配ボックスを利用する。


『鳥を迷子にさせてしまう』 = 『死なせてしまう可能性が極めて高い』というとてもつらい現実があります。
迷子にさせてしまった鳥さんがあなたの元へ戻ることはないとわかったとき、寿命や病気で失った哀しみとはまた別の比べようのない後悔が待っています。
普段からのちょっとした意識ひとつで、放鳥中に起きる迷子の事故は極限まで防ぐことができます。
爪が布などに引っかかる




鳥さんの爪が長く伸びすぎていると、服やカーペットなどの布製品に爪を引っかけてしまうことがあります。
また、ケージの網目の間隔が狭い部分などに爪が巻き込まれてしまうことも。
いずれも、爪が折れて出血をしてしまったり、爪が引っかかった際に鳥さんがパニックになって暴れることで、脚を骨折することもあります。
- 布製品に脚の爪が引っかかって歩きにくそうにしているしぐさを見かけたり、飼い主さんの手に止まったときに皮膚に爪の鋭さを感じたら爪を切りましょう。
- 爪が引っかかりそうな布地の服・カーペット・ソファーカバー・布製の鳥さん用のおもちゃや飼育用品など、室内やケージ内の環境を見直しましょう。


ひとりで爪切りをするのが難しい場合は、ひとりが保定(鳥さんの身体を手で握って固定させること)して、もうひとりが爪を切るなど家族やパートナーとで協力して爪切りをしましょう。
ただ、どうしても鳥さんの爪を切るのが苦手だったり、『鳥さんに嫌われてしまうかも・・・』と不安な飼い主さんは、無理をせずにかかりつけの動物病院や爪切りのサービスを提供しているペットショップなどでプロの方に切ってもらうことをオススメします。
わが家でも、オカメインコのポテトくんはたまに僕と恋人とで爪を切りますが、僕が保定に自信がないサザナミインコたちについては、動物病院で切ってもらうことが多いです。
壁などに激突する




鳥さんは突然大きな物音や揺れなどの衝撃が発生すると、驚いてパニックになり部屋中を激しく飛び回ることがあります。
その際、パニック状態のため、飛行をうまくコントロール出来ずに部屋の壁や天井、家具などに激しくぶつかってしまう危険性があります。
同じように、飛ぶことを覚えたばかりの幼鳥さんも、飛行中に何かに身体をぶつけてしまうということがあります。
- 飛ぶのがまだ上手ではない幼鳥さんは、放鳥中にはカーテンを閉めておくのも良いかもしれません。
- パニックへの対策・対処法を準備しておく。
鳥さんがパニックになる原因はさまざまです。
完全にその原因を排除することはできませんが、パニック後の対処法やある程度の対策は可能です。
気持ちが繊細なオカメインコはパニックにおちいることが多いですが、ほかの鳥種でもパニックになることはあります。
鳥さんのパニックについて詳しくお知りになりたい方は、以下の記事もあわせて読んでみてくださいね。
我が家のヒヤッと体験談




僕がはじめて鳥さんをお迎えして間もないころのヒヤッとした体験談をお話しますね。
2011年、はじめてお迎えした文鳥のチロルちゃんを放鳥させていたときのことでした。
僕はあろうことか、ベッドの上でうつらうつらとうたた寝をしていたんです。
そして・・・
チロルちゃんの「んぎゃっ!」という鳴き声で目が覚めると、僕のお尻のすぐそばでチロルちゃんが少し息を荒くしていました。
僕のお尻でチロルちゃんを踏んでしまったのです・・・
幸い、何事もなく数分後にチロルちゃんは元気に飛び回り、餌も食べ始めましたが肝を冷やす思いでした。
また、こんなこともありました。
ベランダで洗濯物を干し終えて部屋に戻ろうと振り返ったとき、そこには開放されたままの窓と部屋の中を飛び回る文鳥やオカメインコの姿が・・・
夏だったので、窓を全開にしたままベランダに出て数分間洗濯物を干していたのです・・・
すみやかにそっと戸を閉めて部屋へ戻りました。
血の気が引きました・・・


それ以来、毎日に放鳥タイムも緊張感をしっかりと持っておこなっているので、ヒヤッとするようなことは以後ありませんが、これからも引き続き気を引き締めていきたいと思います。
放鳥からケージに戻ってくれないときの対処法




鳥さんが、放鳥中にケージに戻ろうとしないとき、まずは飼い主さんが落ち着いて、鳥ちゃんに寄り添ってあげることが大切です。
ここでは、インコに無理なストレスをかけずに、自然にケージへ戻ってもらうための具体的な5つ対処法と、その背景にある行動心理をわかりやすく解説します。
①おやつや餌で「帰りたい!」気持ちを引き出す




放鳥中にお腹が空くことで、自ら鳥さんがケージに戻って餌を食べ始めることがあります。
放鳥中の工夫
放鳥中、もしくは放鳥タイムの後半は与えるおやつの量を減らしておきましょう。
誘導の工夫
ケージの入り口や中におやつを置いて、自然と戻りたくなるような環境を作ってあげます。
②毎日のルーティンで「そろそろ帰る時間」を覚えてもらう




毎日、同じ時間に放鳥を始めて、同じ時間に終わらせることで、鳥さんも「そろそろケージに戻る時間だな」と自然に覚えてくれることがあります。
ルーティンがしっかりできると、鳥さんも安心して「帰る場所」がどこか理解できるようになります。
③部屋の環境をちょっと変えてみる




我が家では安全性の観点から、ほとんどしたことはないのですが、部屋の明かりを少し暗めに調整することで鳥さんの気持ちが落ち着いて、戻りやすくなることもあるそうです。
・ただし、飛んでいる最中に突然部屋を暗くするのは危険なのでやめましょう。
・ケージ周辺だけ明るくすると、もしかすると帰りやすい場合もあるかも。
④やさしくタオルなどで包む




無理に素手で捕まえるよりも、そっとタオルのようなものを被せて包むほうが、パニックになりにくいです。
ただ、この方法は回数を重ねるごとに、タオル自体を嫌がるようになる可能性が高いので注意しましょう。
⑤クリッカートレーニングで誘導




さきほども紹介した『クリッカートレーニング』を活用して、鳥さんに『ケージに戻る = ごほうびがもらえる』と学んでもらいます。
①ケージの方を見たら、クリッカーを鳴らしておやつをあげる。
②ケージに少しでも近づいたら、クリッカーを鳴らしておやつをあげる。
③さらにケージに近づいたら、クリッカーを鳴らしておやつをあげる。
④ケージの上に乗ったり、すぐそばまで来たら、クリッカーを鳴らしておやつをあげる。
⑤ケージの入口に立ったら、クリッカーを鳴らしておやつをあげて・・・そっと扉を閉める。
⑥ケージの中に入ってくれたら、クリッカーを鳴らしてケージの外からおやつをあげつつ、たくさん褒めてあげる。
このような流れが理想ですが、普段からクリッカートレーニングを重ねているとより誘導しやすくなります。


愛鳥家のみなさんの放鳥体験談〜時間・気を付けていること・ヒヤッとしたこと〜


Instagramで募集したアンケート『放鳥についての体験談』を紹介させていただきます。
合計33名の飼い主さんからご回答をいただきました!ありがとうございます!
①平日に放鳥は1日合計何時間くらいおこないますか?
②休日に放鳥は1日合計何時間くらいおこないますか?
③放鳥は週に何日おこないますか?
④放鳥中に気をつけていることは?
⑤放鳥中にヒヤッとしたことや、実際に事故(ケガ・誤食・迷子など)が発生したことはありますか?
掲載はご応募順です
飼い主さん:mariedoggydogg
①放鳥時間(平日):3時間以上
②放鳥時間(休日):3時間以上
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
窓の確認、料理をしない、飲んでるコーヒーを捨てる。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
特にないけど、ティッシュをよく食べようとするから隠しています。


飼い主さん:pippi_no_pi2023
①放鳥時間(平日):1時間〜2時間
②放鳥時間(休日):1時間〜2時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
①火を使わない②室内の温度③戸締り④常に私の左肩に止まっているので鬼ごっこをして運動をします。もちろん鬼はピッピです(笑)
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
放鳥中に同居の家族が窓を開けてしまったこと。危うくロストしてしまうとこでしたが大事に至らず心底ヒヤっとしました(T ^ T)


飼い主さん:bananagatsuko
①放鳥時間(平日):30分〜1時間
②放鳥時間(休日):30分〜1時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
基本的に毎日放鳥を心がけてますが、疲れている時などは放鳥できない場合もあります。あと、放鳥に慣れていない人がいる場合は、無理して放鳥しないようにしています。嫁みたいに飛び回るのに慣れてない人が扉を開けて逃げてしまうと、それと同時に鳥をロストしてしまう可能性があるからです。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
初めて飼ったマメルリハは出そうとしてもすぐには出てこないで後から出てくる子だったのですが、自分の背面に来てるのに気づかず座椅子の背もたれで潰して死なせてしまったことあります。それ以来、部屋に背もたれのある椅子などは置かずまたケージから出てくる時は特に見守るようにしています。


飼い主さん:under.yuki
①放鳥時間(平日):3時間以上
②放鳥時間(休日):3時間以上
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
危ないところに入っていかないか、変なものを食べていないか、見ています。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
電子レンジが少し空いていて、そこに入ってしまって助けを求めていました(笑)あとは冷蔵庫の裏に落ちた時です。洗濯機の裏にも落ちました。どちらも、泣いて助けをもとめて、手を伸ばすとよじ登ってきました(笑)


飼い主さん:pomu112621
①放鳥時間(平日):3時間以上
②放鳥時間(休日):3時間以上
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
窓を開ける時は極力放鳥しない。もし開ける時があれば家族に声掛け確認をし、ケージの中に鳥さんがいるか確認してから開けています。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
聞き慣れない音にびっくりしてしまい、文鳥さんが猛スピードで部屋の中を飛び回り、パニックで扉に衝突してしまいました。そのあと数分間てんかん発作のような息切れをしてしまいましたが、ケガはありませんでした。


飼い主さん:yurina_rouge.omochi.melon.crea
①放鳥時間(平日):1時間〜2時間
②放鳥時間(休日):3時間以上
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
基本的には、愛鳥から目を離さないことをいちばん気をつけています。また、誤飲しないように放鳥前にアクセサリー類を外したり、迷子にならないよう放鳥前に家族への周知と施錠確認をしたりしています。ケガも怖いので、窓ガラスに激突しないように常にレースカーテンをし、キッチンなど危険なものがいっぱいなところへ出ないよう、放鳥用の部屋を決め、基本的にはその部屋以外には出さないようにしています。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
いちばんヒヤッとしたのは、放鳥中に家族が換気すると言い、私が止める前に網戸にするため窓を開けたときです。「愛鳥はいい子だから止まり木に止まっててとお願いしたら止まっててくれる」という言い分でしたが、二度としないよう話をしました。我が家の愛鳥オカメインコは、飛行速度が非常に速いので、一瞬の隙で飛び出していかないか本当に肝が冷えました。


飼い主さん:linpa.aroma.youbi
①放鳥時間(平日):1時間〜2時間
②放鳥時間(休日):1時間〜2時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
誤食と踏まないようにしている
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
①スマホの画面ガラスがかけている所をかじっていた気がつくとガリガリと食べてしまった ②テントにセロテープを貼ってあったら朝、羽にくっついてしまっていた事


飼い主さん:fujikongchan
①放鳥時間(平日):3時間以上
②放鳥時間(休日):3時間以上
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
目を離さないこと、ドアなどは開けないこと、危険なものはしまうこと、掃除機(小型で静音のもの)を小まめにかけること、自分の移動は特に気を付けること。元々料理はしないので、フライパンなどは全て処分しました。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
一羽目をお迎えした時に、羽切りをしてあった雛だったため、窓を開けて洗濯をしていたら飛び出してしまったこと。幸い無事に室内に戻すことができましたが、それ以降放鳥中は窓やドアを開けないようにしています。念のためベランダにもプラスチックネットを取り付ける予定です。玄関ポーチにもビニールの仕切りをつける予定です。


飼い主さん:nobu_channel
①放鳥時間(平日):3時間以上
②放鳥時間(休日):3時間以上
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
コードをかじったり、誤飲しないように注意。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
パーカーのフードに入ってることに気付かず外に出てしまい脱走された。運良くなついてる子だったので帰ってきた。


飼い主さん:leeandrubyandleiamycutebabies
①放鳥時間(平日):2時間〜3時間
②放鳥時間(休日):3時間以上
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
ながら放鳥をしない。目を離さない。人の出入りの際には、放鳥中である事を必ず伝える事。また、ロスト対策について。我が家の網戸には簡易なロックが付いてますが、万が一の事を考えて独自に更に鍵をつけてます。放鳥前には網戸が枠から外れていないか、穴があいていないかを入念に触ってチェックします。窓には上部にチャイルドロックをつけ、普段はその部分までブラインドを落としてイタズラできない様にしています。チャイルドロックをつけた理由は、窓にもスライド式のロックは付いているのですが、実はルリコンゴウのるーくがロックを外してしまったからです。ロックを外して取手を上げるところまでしてしまったからです。後は押せば窓は開いてしまいます。賢い大型インコだと充分可能です。以前フォロワーさんで、網戸が壊れていてロストしてしまった人がいました。非常に心が痛みました。うちは、ヤンチャなシロハラがいるので、常によじ登ったり齧ったりするので、網戸には非常に神経を使います。放鳥時には色々と気をつけなければいけない事が沢山あると思いますが、最も気をつけなければいけないうちの1つが、窓や玄関からのロストなのではと思います。インスタで度々見かけるロスト情報は本当に辛いです。放鳥タイムは特に窓や玄関に気をつけて欲しいなと思います。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
ほんの一瞬目を離した隙に、大きい子と小さい子が大げんかになっていた。戯れていると思っていたので気づくのが遅くなってしまった。


飼い主さん:chie7541
①放鳥時間(平日):1時間〜2時間
②放鳥時間(休日):1時間〜2時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
インコ達がケンカしないように、また怪我しないように見張っています。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
ありません。


飼い主さん:tomoe0329
①放鳥時間(平日):1時間〜2時間
②放鳥時間(休日):30分〜1時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
獣医師から放鳥中の事故で命を落とす事が多いとアドバイスを貰ったので、目を離さないこと。拾い食いをしても問題ない環境になっているか、確認してから放鳥しています。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
パニックを起こし壁にぶつかった時が、血の気引きました。


飼い主さん:mamimatsu25
①放鳥時間(平日):30分〜1時間
②放鳥時間(休日):30分〜1時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
複数羽飼っているのですが相性が良く無い子同士は放鳥時間をずらしたりしています。あとは鳥さんが床にいる際、踏まない様に気をつけています。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
紙が大好きなセキセイインコを飼っていました。いつもと同じ様に放鳥中に紙の束を出してあげようと思ったら私の手が滑ってその子に直撃してしまい、亡くなってしまいました。


飼い主さん:sorara1300
①放鳥時間(平日):2時間〜3時間
②放鳥時間(休日):3時間以上
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
戸締り。春・秋は網戸越しの日光浴をさせているので、特に気をつけてます。この季節は部屋の温度。そんなにぬくぬくにはしてませんが、室温が低い時は、陽が出てからガラス越しに「暖かく止まれる所」を作ったりしてます。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
元々床を歩く事が殆どなく、高い所に止まっていたので、床に居る認識が無い中、ケージ掃除などで出入りしてる時に、ふと 足元に居た事に気づいた時は「踏まなくて良かった!」と、むちゃ焦りました!それからは必ずどこに居るか確認してから、出入りしたり動くようにしています。


飼い主さん:mihobbit8
①放鳥時間(平日):3時間以上
②放鳥時間(休日):2時間〜3時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
窓が閉まっているか(網戸にもしない)。鳥にとって危険な物が出しっぱなしになっていないか。ドアを閉める時や座る時は、鳥たちがどこにいるか確認。座る時はゆっくり座る(座る瞬間に隙間に飛び込んでも大丈夫なように)。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
・飼い始めた頃、知識がなかったので窓を開けて網戸で放鳥していたが、網戸を閉めたつもりが閉めておらず、窓全開で放鳥していた。
・セキセイに追いかけられたオカメが、パニックになりカレーの鍋のフチに止まってしまった。カレーは冷めていたが、脚にカレーがついてしまった。それ以来、調理中のお鍋はフタをするようにしている。


飼い主さん:koroharu0810
①放鳥時間(平日):1時間〜2時間
②放鳥時間(休日):2時間〜3時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
オカメパニックになった時に、衝撃を少しでも和らげるために窓ガラスに保温生のあるプチプチシートを貼っている。鉛中毒など危険性のあるものは見えないように閉まっている。目を離さないなど。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
オカメパニックを起こし、壁に激突した。


飼い主さん:kisaragi_makoto1331
①放鳥時間(平日):30分〜1時間
②放鳥時間(休日):30分〜1時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
スマホなど見ず、ながら放鳥をしないように気をつけています。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
レースのカーテンにインコちゃんの爪が引っかかり、インコちゃんがパニックになりヒヤッとした事があります。


飼い主さん:boo_boo_minnie_pino
①放鳥時間(平日):30分〜1時間
②放鳥時間(休日):30分〜1時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
鳥さんの居場所の把握(踏んでしまったりしないため)、うんちの処理、暖房器具に近づきすぎないようにする、鳥さん同士の喧嘩、ご飯の管理(ダイエット中の子が他の鳥さんのご飯を食べないように見張る)。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
一羽の鳥さんに気を取られ、他の鳥さんを思わず踏みそうになったり、手が強めに当たってしまったりする。 オカメインコが当然のパニックで壁に顔面を激突すること。


飼い主さん:happy_kuni3
①放鳥時間(平日):1時間〜2時間
②放鳥時間(休日):2時間〜3時間
③放鳥頻度(週に何日):6日
④気をつけていること:
・部屋のドア、窓は閉めておく
・床など口に入れたら危ないものは出さない
・目を離さない(時々トイレで抜ける時もありますが、トイレにいってくると声掛けすると同じ止まり木にいます)
・観葉植物の鉢は置いてません
・オヤツはインコだけ。人間は食べないようにしてます。(食べようと飛んでくるため)
・レースカーテンではなく布カーテンにしてます(爪が引っかかるので…)
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
宅急便のピンポンが鳴り、取りに行くねと声掛けしてケージに入れましたが、慌てていたのでケージの出入り口がしっかり閉まってなくて、部屋のドアを開けた途端にもの凄い速さで飛んできた時は焦りました! それからは、宅急便は必ず時間指定して、荷物が来る時間には放鳥しないようにしました。


飼い主さん:インスタ未使用
①放鳥時間(平日):30分〜1時間
②放鳥時間(休日):30分〜1時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
絶対に目を離さない事です。SNSに可愛い写真を共有したくてスマホを弄ることは度々ありますが、成鳥になり、様々な場所に飛び興味を示すようになりました。一度、行ったことがないパソコンデスクに置いてあるお菓子入れに入ってしまった事があり、パニックで鳴いて暴れるかと思いきや、ジッと動かず硬直してしまっていました。予想外の事が起こると、鳴かず動かずになることをその時知りました。目を離していると家内とはいえ、捜索が難しくなります。自身がなにかする時は、必ずケージ内に戻します。何かあってからでは遅すぎるので。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
放鳥中気をつけている事は?の項目に記載した事です。あとは靴下の毛玉を齧ろうとするので、毛玉が出来るだけない靴下を選ぶようにしています。


飼い主さん:cinnamo_silva_crim
①放鳥時間(平日):30分未満
②放鳥時間(休日):30分〜1時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
文鳥同士の喧嘩、床に降りた文鳥の居場所。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
飼い主の足元にまとわりつくことが多く、いつもかなり注意はしていますが、一度下ろした足元に飛んできたことがあり文鳥の足を踏んでしまったことがあります。すごい鳴き声で飛び去り念の為病院にも連れて行きましたが、幸いケガもなく安心しました。それ以来、文鳥が床に降りた時に声がけするようにしていますが、全く効果はありません。


飼い主さん:kaaakun_mama
①放鳥時間(平日):30分〜1時間
②放鳥時間(休日):1時間〜2時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
部屋の温度、拾い食い、踏みつけない、喧嘩、火傷、飲み物に入らないようにする、扉の開閉です。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
びっくりしてタンスの裏に入ってしまった。


飼い主さん:pandaosakay
①放鳥時間(平日):2時間〜3時間
②放鳥時間(休日):3時間以上
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
ベランダ、玄関の出入り。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
歩いて踏んでしまいそうになった。


飼い主さん:karasuke_torosan_chukune
①放鳥時間(平日):1時間〜2時間
②放鳥時間(休日):1時間〜2時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
動く前には必ず鳥の居場所を確認する、窓の開閉、飼い主は物を食べない、鳥が口にしてはいけない飲み物は置かない、放鳥中の部屋になるべく一緒にいる。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
動く時に足に当たって蹴飛ばすような感じになってしまった。


飼い主さん:funafuna_21
①放鳥時間(平日):30分〜1時間
②放鳥時間(休日):30分〜1時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
決まった場所で、見守れる距離を保ってみるようにしている。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
突然、飛んで手の届かない冷蔵庫の隙間に入り込み助け出すことができず、自力で出てくるまではハラハラしたことがあります。


飼い主さん:kyoro_0626
①放鳥時間(平日):1時間〜2時間
②放鳥時間(休日):2時間〜3時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
うちの子は好奇心旺盛なのでほんとに何でも齧ります。危険な場所や、食べちゃいけないものを齧らないように常に気をつけています。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
冷蔵庫の扉の上段に侵入していた事に気が付かず扉を閉めてしまい顔面を挟んでしまい流血。痛くてご飯も食べれず病院で痛み止めの注射を打って約1週間療養しました。


飼い主さん:youko.merarine59
①放鳥時間(平日):2時間〜3時間
②放鳥時間(休日):2時間〜3時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
ぶつかったり、喧嘩しないように見守って一緒に遊ぶ事。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
特にありません。


飼い主さん:shino1827
①放鳥時間(平日):2時間〜3時間
②放鳥時間(休日):2時間〜3時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
♂ ♀ が、やらない様に気をつける、喧嘩してるのも、ぶつかったりしない様に見守って一緒に遊ぶ✨
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
コザクラインコの心(ココ)が、主人が小さい窓を開けっ放しで放鳥してしまって逃げて木に止まっていたのですが、ココは初めて見る景色で私達夫婦が声かけても気が付きません。そのまま夕方になりコザクラインコなので葉っぱで分からなくなりその日は諦め東京都と神奈川県の警察に迷子出してインスタにも出したら何人からか見かけたと来たのですが、見つからず、きっと優しい人に可愛がれていると信じて今でもいます。


飼い主さん:komaris_1n5
①放鳥時間(平日):1時間〜2時間
②放鳥時間(休日):2時間〜3時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
◎発情対象になるアイテム、ペーパー類(ティッシュなど)が目につかぬよう片付ける
◎ケージ内と室温の気温差がプラマイ2〜3度にする
◎拾い食いが好きなので放鳥エリアでお菓子を食べない!
◎小さいほうきを常備しておいく!
最近、充電式掃除機に変えてササッと掃除できるように頑張ってます!
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
鳥さんは基本、異物は飲み込まないという認識でしたがティッシュや毛玉を飲み込んでいる子が… まさかね??と思って見たらやっぱりゴクリ…してました。6羽中2羽がそうでしたが他の子は大丈夫です。


飼い主さん:ainco966
①放鳥時間(平日):3時間以上
②放鳥時間(休日):3時間以上
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
リビングで5羽で同時に放鳥をしています。放置時、部屋には危ないものは置かないようにしているつもりですが、誰がどこにいるのか必ず把握するようにしています。飽きるといろんなものを齧る子がいるので、楽しめるようにバードアスレチックや遊べるスペースは定期的に新しいおもちゃを入れたらレイアウトを変えるようにしています。リビングで放鳥というより、鳥部屋で人間が生活させてもらってるような心持ちでいます。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
鳥初心者だった頃、放鳥後ケージのドアを閉め忘れて出掛けてしまったことがありました。おとなしい子だったのでずっと同じ場所にいたようで、事故などはありませんでした。それ以来出かける前には、鳥たちみんなのケージを覗いて声をかけるように習慣付けています。


飼い主さん:mari.to.moon
①放鳥時間(平日):1時間〜2時間
②放鳥時間(休日):30分〜1時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
ドアの開閉。食べ物や噛んで欲しくないものを片付ける。つねに居場所を把握するために見張る。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
ケーブルを噛みちぎって遊んでいた。


飼い主さん:kogataro0420
①放鳥時間(平日):1時間〜2時間
②放鳥時間(休日):1時間〜2時間
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
どこにいるか常に確認する事。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
床を歩くのが好きな文鳥さんで、飼い主の近くをいつも歩き回っていました。バタバタしてる時に放鳥をしたところ踏んでしまい、「ウコウコツ」折ってしまいました。救急病院に連れて行き、1週間入院した後元気になって帰ってきましたが、とても反省しました。一瞬の気の緩みが大事故を招いてしまい、どちらも嫌な思いをしてしまうなと思いました。


飼い主さん:kyoro_1267
①放鳥時間(平日):3時間以上
②放鳥時間(休日):3時間以上
③放鳥頻度(週に何日):毎日
④気をつけていること:
どこに居るか野確認。身体に悪い物をかじったりしていないか。玄関ドアや窓を開けない。
⑤ヒヤッとしたこと・事故の発生:
足指を洗濯ばさみに挟んで出血。過去にはふんでしまった(ので白文鳥さんは飼えない)。母が肩に乗っていることを忘れて新聞を取りに出てロストしてしまった。いずれも文鳥。










愛鳥家のみなさんの放鳥中の危険に対する意識の高さ、そして過去に犯してしまった不注意への深い反省など、さまざまな貴重な体験談をいただき、ありがとうございました!
気をつけている点について、たくさんの事項を網羅して書いていただいた happy_kuni3さん、僕も記事内で書いていなかった点、『ケージ内と室温の気温差がプラマイ2〜3度にする』を挙げていただいた komaris_1n5 さんなど、みなさんのご意見・体験談は他の愛鳥家の方々にとても参考になるものでした。
アンケートにご協力いただいた方の中から1名様に、クリッカートレーニングツール『クリッピー』もしくは、Amazonギフトカード1,000円分のいずれかをお贈りしております。
おわりに


放鳥タイムは、愛鳥さんの健康を守るためのとても大切な時間です。
運動不足の解消、ストレス軽減、飼い主さんとの絆を深めるなど、さまざまなメリットがあります。
ただし、安全な環境を整え、鳥さんのペースを尊重しながら放鳥することが大切。
特に「ながら放鳥」は事故につながりやすいため、放鳥中はしっかり愛鳥さんに向き合い、目を離さないようにしましょうね。
もちろん、万が一の事態に備えて、放鳥前に部屋の安全確認をしっかり行うことも忘れずに。
また、「放鳥からケージに戻ってくれない」というのは、多くの飼い主さんが悩むポイントですが、日々のルーティン化やおやつの活用、クリッカートレーニングなどを取り入れることで、時間はかかるかもしれませんが、スムーズに誘導できるようになります。
愛鳥家さんたちの体験談からもわかるように、放鳥にはさまざまなリスクがある一方で、鳥さんとの貴重なふれあいの時間でもあります。


たくさんの愛情としっかりとした安全管理のもとで、鳥さんとの放鳥タイムを楽しんでくださいね。

