ひとし
目次
飼い鳥の肥満の原因は?
飼い鳥の肥満の主な原因は2つあります。
まず1つ目は餌の食べ過ぎです。
餌箱に常に餌が入っているような状況だと、鳥は本能的に目の前にある餌を食べ続けてしまいます。
餌を与える量を抑えたり、高カロリーな餌を与えないよう飼い主が適切にコントロールすることで餌の食べ過ぎは防ぐことが可能です。
2つ目は運動不足です。
飼い鳥の多くは1日のほとんどをケージ内で過ごしていますので、必然的に運動量は少なく、肥満になりがちです。
飼育下にある以上、飼い主が率先して飼い鳥の運動量をアップさせる必要があります。
運動不足の解消法
放鳥中に出来る運動
鳥たちが楽しみにしている放鳥タイムは、運動不足を解消する貴重な時間です。自由に部屋の中を飛び回ったり、トコトコ歩き周ったりと自ら運動をする鳥もいれば、飼い主のそばをずっと離れようとしない鳥もいます。後者の場合、飼い主がおもちゃなどを使って運動を促すことで少しでも運動不足の解消につながります。
サザナミインコのなすびくんは「止まり木タワー」によじ登るのが大好き。
オカメインコのポテトくんは「パーチスターボール」を回転させながらカジカジするのが大好き。
文鳥のラムネくんは器用に「マルチユースハンガー」にしがみつきます。
今年の2月頃に購入したこのバードアスレチック、最初はみんな怖がって近寄ることも出来ませんでした。
最初にこのバードアスレチックの楽しさに気づいたのは、サザナミインコのなすびくんでした。
その後、オカメインコのポテトくんもなんとか乗ることが出来るようになりました。
文鳥のラムネくんは未だにバードアスレチックを怖がっています。
三者三様ですね。
はしごを登ることも、
もちろん降りることも出来ます。
画像では分かりにくいですが、結構すばやく移動します。
なぜか端っこがすきななすびくん。
ブランコにも上手に乗れます。
ケージ内で出来る運動
ケージの中にもおもちゃを入れることで、少しでも運動不足解消の手助けとなります。ケージ内を動く必要性が生じる適度な数のおもちゃを配置したり、餌箱を何箇所かに分けるなどして、動線を作ってあげるのも良いでしょう。
(※あまりに多くのおもちゃを入れると、地震などで鳥がパニックになった際におもちゃが原因で思わぬ怪我をすることもありますので、ほどほどに。)
ラムネくんはブランコでのんびりするのが好きですが、飛び乗ったり飛び降りたりするアクティブな運動もこなします。
オカメインコのポテトくんのケージ内には、移動を促す動線があります。止まり木以外の移動手段のひとつとして「ロープパーチ」を。また、餌を入れる「スカイレストラン」を数箇所に設置することでもケージ内の移動を少しでも促します。