ひとし
目次
どこからお迎えすればいいの?
ペットショップ
鳥をお迎えしようとしてまず思い浮かぶのがペットショップです。ペットショップでは動物に関する知識をもったプロのスタッフからアドバイスを受けることが出来ます。ただ、みなさんもご存知の通りペットショップでは犬・猫の取扱いは多いですが、鳥に関してはコーナー自体が小さかったり、そもそも取り扱っていない店舗もあります。よって、鳥の飼育に詳しいスタッフがいなかったり、不在の場合もあります。
数は多くありませんが、鳥専門(もしくは小動物専門)のペットショップが近くにあるようでしたら、そちらでのお迎えをおすすめします。鳥専門のペットショップであれば、鳥に特化した専門知識をもったスタッフが対応してくれるので安心です。
また、文鳥には様々な品種(色の違い)があります。事前に入荷状況・入荷時期等を問い合わせておくと良いでしょう。
ブリーダー
ペットショップの次に思い浮かぶのはブリーダーからのお迎えではないでしょうか。法律により対面販売が義務付けられていますので、ヒナから育てた人から直接譲り受けることが出来るという安心感があります。どのような環境で飼育しているのか、可能であれば事前に問い合わせて見学をお願いするのも良いでしょう。
また、ブリーダーは卵の時からその鳥を見守り続けているため、個体ごとの性格や特徴などを知っており的確な飼育のアドバイスを受けることが出来るでしょう。
知人など
鳥を飼育してた知人から繁殖で増えたため、もしくは何らかの事情で鳥と暮らせなくなって鳥を譲り受けるケースもあります。知人ということで、お迎え後も気兼ねなく飼育に関する質問をしやすいという点は大きなメリットでしょう。
インターネット(里親募集掲示板)
下記のようなインターネット上の里親募集掲示板で鳥を譲り受けるケースも増えています。
ペットのおうち(全国のペット里親募集情報サイト)
チロルちゃんの話
小さい頃から動物が苦手な僕でしたが、文鳥となら仲良くなれそうな気がする。。。
ただなんとなく、小さくて可愛いから。
2011年の5月27日のことでした。
軽い気持ちで近所のペットショップへ足を運び、どちらも幼そうな白い文鳥と灰色の文鳥を見比べて、白い文鳥を選びました。
文鳥を片手に歩く帰り道、ピッピッと不安そうな鳴き声が聞こえます。
僕も不安でした。
正直、動物の命を預かる飼い主としての心の準備は出来ていませんでした。
帰宅してケージをセッティングした僕はすぐに文鳥をケージに入れました。
よく鳴きます。
僕のほうをずっと見ています。
噛まれるのが怖くて、しばらくケージのなかの文鳥を眺めていました。
ペットショップの店員さんに「しばらくは3時間毎に挿し餌をしてあげてくださいね」と言われていたのを思い出し、文鳥をケージから出そうと恐る恐る手を差し入れました。
勢いよくくちばしで突かれましたが、まだその力は弱く、くすぐったい感じです。
おぼつかない僕の手から一生懸命、挿し餌を食べる文鳥。
食べ終えると、サッと僕の手に飛び乗ってきて、
手のひらに乗せると、あっというまにすやすやと眠りにつきました。
手のひらにほんのり温かみとたしかに動いているちいさな心臓の鼓動が伝わります。
可愛いなぁ。。。とは思いませんでした。
だんだんと怖くなってきたのです。
僕の部屋に、僕の手のなかに命が増えたことをやっと感じたのです。
急いで本屋へ向かい、文鳥の飼育本を買ってきました。
次の日、当時いっしょに暮らしていた相方と相談してチロルと名付けました。
その後、桜文鳥のラムネくん、オカメインコのリンゴくん(幼くして亡くしてしまいました)、そしてオカメインコのポテトくん、さらにサザナミインコのなすびくんをお迎えしました。
この日から始まった僕と鳥との生活は、おそらくこれから先、僕が元気に生きている限りは続くでしょう。
チロルちゃんは、現在僕とはいっしょに暮らしていません。
3年前、僕と相方が別れて暮らすことになった為、チロルちゃんは相方と、僕はラムネくんとポテトくんと暮らすことになりました。
今でもチロルちゃんとは年に数回会っています。
チロルちゃんは今年7歳になりました。
そろそろ老鳥の域です。
最近、眠る時間が増えたとのこと。
考えたくはないですが、その時を迎える心の準備もしなくてはなりません。
元相方と連携を取ってこれからもチロルちゃんをサポートしていきます。
ひとし