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鳥を病院に連れて行くタイミング

セキセイインコを飼っているんですが、病気も怪我もなく元気なので、まだ動物病院へ行ったことがないんです。

鳥飼いさんはみなさんどういうタイミングで動物病院を受診されてるんでしょうか?

ひとし
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鳥くさいどっとこむ』のかたやまひとしです。

では今回は、『鳥さんを病院に連れて行くタイミング』について解説をしますね。

インコなどの鳥さんをお迎えしたんだけど、『まだ動物病院で診てもらったことがないよ』という飼い主さんや『え?鳥さんって動物病院で診てもらうものなの?』という飼い主さんに、『鳥さんを動物病院へ連れて行くのはこういう時だよ』という僕がおすすめするタイミングをお伝えします。

タイミング①お迎えしたとき

ペットショップにて鳥を眺めている女の子
ひとし
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タイミング1つ目は、『鳥さんをお迎えしたとき』です。

健康そうに見える雛や幼鳥さんでも、実は病気にかかっていたり怪我をしていることがあります。

また、インコなどの鳥さんはペットショップやブリーダーから購入・お迎えすることがほとんどだと思いますが、ペットショップやブリーダーにおける飼育環境は、複数の鳥さんたちが同じケージやケースのなかで雛から飼育されていることもあって、ときになんらかの感染症にかかっている可能性もあります。

特に先住の鳥さんがすでにおうちにいる場合は、感染を拡大させないためにも、お迎えしたらできるだけ早めに動物病院を受診させてあげてください。

可能であれば、感染症の有無を調べることができる遺伝子検査などを含む総合健康診断、通称『バードドック』をお願いできる動物病院で受診されることをおすすめします。




タイミング②いつもと様子がちがうとき

ひとし
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タイミング2つ目は、『いつもと様子がちがうとき』です。

たとえば、これから挙げるようなしぐさや状態を見かけた場合、動物病院で受診することを検討してみてください。

食欲がない

サザナミインコのなすびくんがペレットを食べている。それを隣のケージから眺めているサザナミインコのくるみちゃん。
ひとし
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普段から鳥さんが食べている餌の量をチェックしておきましょう。

食べ残しが続く場合、なんらかの病気の初期症状であったり、口内炎などの痛みによって食欲不振に陥っている可能性があります。

食べている量のチェックだけでなく、毎日の体重チェックも怠らないようにして、変化に気づけるようにしましょう。




羽をふくらませている

サザナミインコのくるみちゃんが羽をふくらましている
ひとし
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鳥さんは、寒さを感じているときに羽をふくらませて体温が逃げないように調節をします。

あるいは、眠いときや眠っているときにも羽をふくらませることがあります。

羽をふくらませるしぐさをみかけたときは、室内の温度を確認してみてください。

いつもより温度が下がっているようでしたら、エアコンで室内全体の温度を上げてみたり、鳥さん専用の保温電球でケージ周りをあたためてあげましょう。

室温が通常どおりなのに羽をずっとふくらませているようであれば、何かしら体調が思わしくないときですので、早めに動物病院で診てもらいましょう。

ひとし
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すぐに病院へ行けない場合、室内やケージ周りの温度を上げて保温を強化してあげることが、自宅でできる応急処置です。

ケージ周りの保温におすすめのアイテム



便の色がおかしい

便の色(イメージ例)
ひとし
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通常、鳥の便の色は色が濃く付いた餌でない限りは、黄土色緑褐色をしています。

濃い緑色だと金属中毒を発症していたり、出血をしている場合は、鮮血が混じっていたり、あるいは便の色が黒く変化します。

また、便の形も変化していないか気をつけて観察をしましょう。

便の形が崩れた状態は、いわゆる下痢便。

形はくずれていないけど水分が多い場合だと、いわゆる多尿。

特に下痢の場合は、併せて食欲が低下することがあります。

とにかく、便の色がいつもと明らかに異なる場合は、動物病院で診てもらうことをおすすめします。

今回挙げたのは、ほんの一例です。

他にも怪我や事故であきらかに負傷をしているときなどもそうですね。

普段と異なるしぐさや状態を確実に気づくためにも、常日頃から鳥さんの健康なようすをしっかりと目に焼き付けておきましょう。




タイミング③定期的な健康診断

動物病院で胸に聴診器をあてられているヨウム
ひとし
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最後、3つ目のタイミングは、『定期的な健康診断』です。

日々の観察はもちろん重要ですが、それでも鳥さんの些細な体調変化に気付けないこともあります。

そんな危険な徴候を見落とさないためにも、健康だと思っているときにこそ、健康診断を受診してください。

動物病院にてヨウムのカルテを残す獣医師

検査をしてみて初めてわかる病気もありますし、健康なときのカルテを病院に残すことで、それが今後何かしらの病気にかかったときに比較するデータともなります。

また、獣医師と飼い主のあなたがコミュニケーションを多く取ることで、獣医師の考えや治療の方針を把握・理解できるようになったり、同じくあなたの鳥の飼育や治療に対する方針を伝えることもできます。

獣医師に気になることを質問して、鳥の飼育に関するアドバイスも受けることができるでしょう。

できれば、年に2回くらいの定期的な健康診断をおすすめします。

ひとし
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ちなみに我が家では、4羽それぞれが年に3回ずつ定期健診を受診しています。



おわりに

通院用のキャリーケージの中にサザナミインコのなすびくん、上にポテトくんが乗っている

今回は、『鳥さんを病院に連れて行くタイミング』について解説をしました。

お迎えしたとき』『いつもと様子がちがうとき』『年に2回くらいの定期的な健康診断』。

動物病院を適切なタイミングで受診できるよう、日頃からしっかりと愛鳥さんを観察してくださいね。

あなたと愛鳥さんとのバードライフを穏やかに健康な状態ですこしでも長く続きますように。

ひとし
ひとし

これからもあなたのバードライフを応援させてくださいね。

『鳥くさいどっとこむ』かたやまひとしでした。