お迎えしたオカメインコが挿し餌を卒業して、そろそろプラケースからケージでの生活に移行しようと思っていますが、ケージの他にも揃えておくべき飼育用品を教えてください。
雛からお迎えした場合は、温度計や体重計、キャリーケージなどそのまま使える飼育用品もありますが、それ以外に成鳥に適した飼育用品もあります。我が家のオカメインコ、ポテトくんをお迎えしたときに揃えた飼育用品を例に紹介しますね。
目次
オカメインコに最もおすすめなケージは「広さ」「網の形状」「材質」などの点を考慮すると『465オカメステンレス』一択と言って良いでしょう。
『465オカメステンレス』に関しては下記の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひこちらもお読み下さいね。
その他にも『465オカメ』『465インコ手のり』といった少し安価なケージもあります。
我が家では『465インコ手のり』を使用しておりますが、大事にきちんとメンテナンスをすれば、長持ちしますよ。
(画像は『465インコ手のり』)
(画像は『465インコ手のり』)
『465 オカメ』の方は周囲の網目が横線状になっているため、オカメインコが網目をつたって移動するのに適しています。天井の網が開くようになっており、ここからも出入りが可能ですし、ケージ内へのおもちゃの設置も楽です。
我が家で使用している『465インコ手のり』は扉の開き方が二通りあります(上の画像を参考にしてください)。普段、鳥を出すときは中央の小さい扉を手前に開けます。掃除のときは大きい扉を開くと作業がしやすいです。
ちなみにどちらもサイズはほぼ一緒で、餌入れのカップと餌の飛び散り防止カバー、止まり木も付属しています。底のフン切り網は手前に引き出して取り外せるので、掃除がとても楽です。また、オカメインコにはオカメパニックと呼ばれる行動が見られます。ケージ内でパニックを起こしてしまうと怪我をする場合もありますので、そのような観点からも上記の様な少し広めのケージをおすすめします。
保温効果はもちろん、防音、防塵効果もあります。オカメインコは、鳴き声や歌声もそこそこの音量があり、脂粉も出やすいのでアクリルケージ(アクリルケース)は重宝しています。
就寝時にケージに掛けることで、鳥が安心して眠ることが出来ます。ケージのサイズに合わせて選びましょう。
アクリルケージ(アクリルケース)を使用する際はオーダーメイドのケージ用カバーをおすすめします。
ケージの網目に差し込んで、ケージ内に入った水の飲み口から鳥が水を飲むことが出来ます。我が家のオカメインコ、ポテトくんは最初の数時間は怖がって近寄りませんでしたが、すぐに慣れてその日のうちに水を飲み始めました。
水入れに限った話ではありませんが、新しい飼育用品などを怖がってしまって近寄ってもくれないときは、クリッカートレーニングなどで徐々に恐怖心を減らすのもひとつの手です。
熱を放射して周りを温めるタイプのヒーターです。電球のサイズは何種類かあるので、ケージの大きさに合わせて選びましょう。
設定温度を上回ると自動的にヒーターの電源が落ちます。
そして、再び設定温度を下回ると自動的にヒーターの電源がつきます。
アクリルケージ(アクリルケース)内の温度が上昇しすぎるのを防止でき、常に快適な温度を保てます。
(※ヒーターに接続して使用します。サーモスタット自体には保温機能はありません。)
季節問わず室内の温度はいつでもチェック出来るように、温度計はケージの近く(またはケージ内)に設置しましょう。
鳥の飼育に最適な温度は以下の通りです。
幼鳥(1歳未満)および老鳥 | 25℃〜30℃ |
健康な成鳥 | 20℃〜27℃ |
病気を患っている鳥 | 30℃前後 |
鳥の体重管理はとても重要な飼い主の仕事です。毎日(毎朝)体重を量り、増減をチェックしましょう。
オカメインコをお迎えしたら出来るだけ早めに、動物病院(できれば鳥専門の)での健康診断を受診することをおすすめします。その際に必要なのが鳥さんを連れて移動させるキャリーケージです。定期検診や体調不良時、ケガをしたときなど今後も動物病院へ行く機会はあると思いますので、ぜひ準備しておきましょう。
鳥の飼育用品はペットショップで取り扱っていますが、鳥専門のペットショップ以外では品揃えがそれほど豊富ではありません。あらかじめ、ネットで購入しておくことをおすすめします。
あなたと愛鳥さんのバードライフがより良いものとなりますように!それでは、また。バードライフアドバイザーのかたやまひとしでした。