今回、紹介させて頂く書籍は『BIRDSTORYのインコの飼い方図鑑』です。
監修は森下小鳥病院の寄崎まりを院長、イラストはBIRDSTORY さん。
鳥さんをこれからお迎えする方はもちろん、鳥の飼育経験がある方が最新(2018年7月出版)の飼育情報を改めて復習するためにもオススメの一冊です。
ひとし
もくじ
■PART1:お迎えするインコを探そう
・どんな鳥さんをお迎えする?・ライフスタイルを考えてお迎えしよう
・インコ図鑑
・お迎え前、鳥からのお願い
・ヒナと若鳥、どっちをお迎えする?
・鳥さんのお迎え時期と健康チェック
・2羽目を迎えるときは
・マンガ/BIRDSTORY’S ストーリ
■PART2:鳥さんをお迎えしよう
・お迎えする前の準備・鳥さんの飼育グッズ
・ケージ・止まり木選びのポイント
・ケージを置くのにNGな部屋
・ケージはどこに置く?
・お迎え〜1週間の過ごし方(若鳥の場合)
・マンガ/BIRDSTORY’S ストーリー
■PART3:毎日のお世話
・1日のお世話を見てみよう・成鳥の栄養学 /毎日の食事
・主食がシード食なら
・主食をペレットにするには
・副食とおやつのあげ方
・鳥にとって危険な食べ物
・そうじで快適空間を保とう
・安全に水浴びしよう
・日光浴で健康的な体づくり
・体重や食べた量を記録しよう
・安全な放鳥のしかた
・爪切りのしかた
・マンガ/BIRDSTORY’S ストーリ
■PART4:インコと遊ぼう
・手乗りインコにするために・おしゃべりでコミュニケーション
・スキンシップのとり方
・遊びガイド
・マンガ/BIRDSTORY’S ストーリー
■PART5:インコのお悩み解決Q&A
・お留守番ってできるの?・外出するときはどうすればいい?
・病院ってどうやって選べばいい?
・かみぐせが直らない
・ケージに戻ってくれない
・毛引きがおさまらない
・呼び鳴きがおさまらない
・オンリーワンになったら…
・頻繁に発情してしまう
・手をこわがって逃げる
・野菜を食べてくれない
・自然に羽毛が抜け落ちている!?
・急に攻撃的になった気が…
・ダイエットってどうやるの?
・マンガ/BIRDSTORY’S ストーリー
■GUIDE:インコの気持ち読み取りガイド
・鳥さん、なに考えてるの?・鳴き声
・しぐさ(対鳥・対飼い主さん・いろいろ)
・マンガ/BIRDSTORY’S ストーリー
■PART6:インコ学
・体のしくみを知ろう・鳥さんの成長を見てみよう
・ヒナが生まれるまでは?
・ヒナの育て方
・鳥さんとの散歩について
・鳥さんの暮らしQ&A
・マンガ/BIRDSTORY’S ストーリー
■PART7:インコカルテ
・健康診断を受けよう・毎日の健康チェック
・症状から考えられる病気
・おもな病気一覧
・万が一のときの応急処置
・看護について
・投薬のしかた
・お世話シート
※amazon商品の説明より引用
ひとし
鳥さんのヒナをお迎えするなら春もしくは秋が最適であり、温度調整が上手でないヒナを夏や冬にお迎えした場合は、温度・湿度管理にはより一層気を付けなければなりません。
この項目には、『鳥さんの健康チェックリスト』というページもあり、身体の部位ごとや様子をチェック出来るリストが記載されています。
ペットショップやブリーダーからより健康な鳥さんをお迎えする際の判断基準としてとても役に立つリストです。
※参考元:PART1:お迎えするインコを探そう より
鳥さんをお迎えしてから約1週間(Day1, Day2〜3, Day4〜7)で何をすべきかというアドバイスが書かれています。
お迎え初日に(飼い主が)たくさんコミュニケーションを取りたくなる気持ちはとてもよく分かりますが、鳥さんに新しい環境に慣れてもらうためには出来るだけそっとしておくのが良いでしょう。
この項目では、焦らずに徐々に鳥さんとの距離を縮めていくことの大切さを学ぶことが出来ます。
※参考元:PART2:鳥さんをお迎えしよう より
鳥さんの常用食は、総合的にバランスよく栄養を摂取させるという点においてはシードよりもペレットが適しています。
すでにシードが常用食で、これからペレットに移行させる場合のコツ(一気に移行させない・根気よく、など)についても書かれています。
※参考元:PART3:毎日のお世話 より
鳥さんがひとりで遊ぶ場合、飼い主さんといっしょに遊ぶ場合などケースに合わせていろいろな遊び方を提案しています。
鳥さんの飼育に慣れた方なら、愛鳥とのオリジナルな遊び方や遊び道具などがあるでしょうが、鳥さんの飼育が初めてという方にはこの項目の遊びの提案はどれも参考になるでしょう。
※参考元:PART4:インコと遊ぼう より
過剰な産卵や発情は、メスはもちろんオスにとっても健康を害する要因となります。
発情のサインや、デメリット、メカニズムはもちろん、「食事制限や巣材になるようなものを与えない」というような発情を抑制する対策法が書かれています。
※参考元:PART5:インコのお悩み解決Q&A より
挿し餌の与え方、回数、注意点などが書かれています。
ほとんどの鳥さんは生後一ヶ月ほどで、挿し餌からひとり餌(自分で餌を食べるようになること)に移行します。
その移行時の注意点(体重チェックなど)と切り替え準備の様子がイラストで分かりやすく解説されています。
※参考元:PART6:インコ学 より
体調不良を言葉で飼い主に訴えることが出来ない鳥さんの症状に出来るだけ早く気づいてあげることは、飼い主にとって必須のスキルです。
鳥さんの様子やしぐさによる「考えられる病気」がリストアップされています。
また、それらの病気の症状を簡潔に一覧にしてまとめています。
もちろん、動物病院で診断を受けるのが一番大事なことではありますが、これらの事前知識があるとないでは、応急処置や病気との向き合い方において大きな差が出るでしょう。
※参考元:PART7:インコカルテ より
こちらの書籍は、小鳥のブリーダー『PSK Bird』さんに教えて頂きました。
PSK Bird さんでは、里親さんになる方へ鳥さんをお迎えするにあたってこちらの書籍を読んでもらっているとのこと。
優しいイラストととても分かりやすい解説ですので、お子さんを含めた家族みんなで共有も出来る一冊です。